2020年4月8日にアメリカで開催されたオンラインセミナー「新型コロナウイルス禍の公共交通」を東大生産技術研究所の伊藤昌毅さんの奥さん妻が訳したので共有します。事業者2社からの生の声が印象的で、現場での工夫や様々な新しい取り組みが紹介されています。また、現場のモチベーションの維持やコミュニケーション方法、長期的な見通し、これからのアメリカ社会における公共交通の役割や存在意義などについても議論が及んでいます。
日本でも4月24日(金)に「くらしの足をなくさない!緊急フォーラム −新型コロナウイルスによる交通崩壊を止めろ!−」(主催:くらしの足をみんなで考える全国フォーラム実行委員会)( https://zenkokuforum.jimdofree.com )を開催しますが、そこでの議論を深めるためにも、是非ご一読頂けたらと思います。(伊藤昌毅さんのfacebookから転載)
象徴的かつ、コロナ禍に見舞われた日本にも示唆に富む言葉
「公共交通事業者は乗車率を評価基準としている限り勝つことはできない。コロナ危機の中で我々は英雄的な仕事をしていると思うが、その仕事をどう評価するかが課題。公共交通が通常の状態に—おそらく前とは全く異なる市場に—戻った時に、人々はなぜ公共交通というものが存在するのか、なぜそれを支えなくてはいけないのか、以前よりも正しく理解しているだろう。」(RACDA 岡将男)