2023年 4月

2023年4月21日 公共交通再生関連法が国会で成立

■コロナ下で疲弊した公共交通、とりわけJRグループが表明した路線廃止協議について、議論された。山陽新聞の見出しは、「鉄道存廃協議、国が主導、今秋にも施行、制度設計本格化」とある。
■自治体・鉄道事業者の要請を受け、国が再構築協議会を設置し、1km1日あたり1000人未満で特急の無い線区を対象とし、協議期間は3年。鉄道存続でもバス転換でも国が財政支援するとする。

■だがこの直後、心配したように、JR四国は牟岐線・予土線などの存廃協議を打ち出した。岡山県でも芸備線などがたちまち対象となるが、自治体や県とJRグルーブ・国との考えの隔たりは大きい。また1000人以上の赤字路線や、減便が続きみどりの窓口やトイレの閉鎖の続く都市近郊路線、さらにはバスや道路建設との関係はほぼ議論されていない。まさに国鉄分割民営化後の諸問題を「母屋に手を付けずに、屋上のプレハブを増築するような話し」(武田泉・衆議院参考人コメント)である。注視していきたい。

「交通権」と福井 移動の自由で幸せ実感を 新着2023-0729 福井新聞

NPO法人公共交通のラクダ(RACDA)では、4/30の千足古墳オープン、今秋の造山古墳調査、来年以降の楯築遺跡給水塔撤去と調査など、吉備の古墳が注目される中、またコロナ下での屋外徒歩探訪ブームもふまえて、「こんなにたくさんある吉備の大型古墳」をまず体験していただくために、「吉備古墳図鑑第3版アクセス情報付」を発行。
吉備古墳めぐりのアクセス情報2022-1105古墳図鑑リストtx

■吉備古墳図鑑のコンセプト
全国から訪れる古墳・古代史ファンの知的好奇心を満たす古墳図鑑(1/5000平面図)備前・備後に分けて掲載。同縮尺で各地の古墳を表現することにより、様々な古墳時代研究の展開を促す基礎資料としても制作。既にホームページでは「紀ノ國版」も先行公開。既に140の掲載古墳全クリアーを目指す方々も出てきている。
■参考文献
「前方後円墳集成中国四国」山川出版社1991年、「吉備の古墳上・備前美作」吉備人出版2000年、「吉備の古墳・備中備後」吉備人出版2000年を基本に、各発掘調査報告書から墳形・規模を抜粋し、独自に色鉛筆で描く。

■編集方針
岡山県南のほぼ全ての前方後円墳・前方後方墳、主要弥生墳丘墓、20m以上の円墳方墳、140を収録

古墳主軸方向は「前方後円墳集成」を参考、近接した古墳は相互距離も縮尺に基づく
両宮山古墳、造山古墳など一部復元予想を加味して表現、消失古墳もできる限り復元
墳丘全長、後円部径、前方部幅、くびれ部幅、墳高を表示。一部推定には()で囲む
横穴式石室の開口部方向は赤色で表現、石室と羨道の合計長さを赤色で明示
主要河川の位置を表現、百間川も旭川旧河道として表現、高梁川旧分流も表現

■使用方法、古墳めぐりの注意点
Googleマップなどで古墳名を打ち込めば、大きめの古墳は検索可能。奈良女子大学の前方後円墳QGISデータも参考になる。古墳めぐりには、駐車場が十分でなく、またアクセス道が狭くて脱輪の危険性も高く、出来れば電車バスと徒歩、自転車の利用をお勧めする。QRコードから「資治通鑑日本語訳古墳時代対応」ページ内の「吉備の古墳探訪」の電車バスアクセスリストにリンク。雑木繁茂で到達困難かどうかも表示。なお古墳は私有地の場合も多く、また小さな山でも怪我や遭難の可能性もあり、長袖着用・登山靴使用・携帯電話持参がお勧め。健康増進とリフレッシュに最適。
■配布先・配布部数
【配 布 先】岡山市ももたろう観光センター(岡山駅)、造山古墳ビジターセンター、サンロード吉備路、禁酒会館など順次展開
【配布日時】4月20日より順次
【配布部数】3,000部、(既に1・2版8000枚は配布済み)
【サ イ ズ】A4 表裏カラー、厚手紙使用
【制作著作】岡將男

■「余市の未来を考える 〜鉄路を活路に 余市を良い地に!」緊急告知
主催 余市駅を存続する会  Twitter
2023年4月25日17時〜 エルラプラザ2階ホール (JR余市駅隣接)
入場無料 オンライン配信予定Zoom
講師 (株)ライトレール 阿部等氏
東洋経済ライター 櫛田泉氏

JR余市―小樽の存続へ声上げよう 余市で25日フォーラム 2023-0219 北海道新聞

北海道新幹線札幌延伸の並行在来線「基幹鉄道区間として在り方検討」
斉藤国交相、維持前提に鈴木氏に答弁  2023-0419 神奈川新聞
ようやく国交大臣が、JR北海道の貨物線としての存続に、前向き答弁をした。けれども相変らず、腰は引けている。
JR廃止の「長万部~小樽」に代わる高速「後志道」建設中 仁木まで開通間近 「倶知安から先」も検討へ 2023-0417 乗りものニュース
【日本ハム】新庄監督が語った新球場の課題「今のままなら7、8回で席を立つ」神妙な面持ちで… 2023-0327 東スポ

 

先般開票された統一地方選前半戦において、NHKが十数の府県議会議員候補にアンケートを取っている。この内の交通政策絡みの設問について、当選者に限って抜粋して分析。(16県のみ)その中で鉄道存廃にかかる項目が12県で共通的に存在していた。
分析 新潟・佐藤輝和  新着2023-0419

全国の地方鉄道で赤字が続いた場合、利用促進策でも改善しない場合、どうするべきか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


岡山駅バス時刻表