活動報告・パブコメ
ラクダ手持ちの鉄道グッズも販売。MOMO登場時のデザインブックとか、神戸の路面電車のホーロー駅名看板とか。
2022年10月16日三年ぶりに開催された鉄道記念日イベント、鉄道150周年に因んで、岡山駅と東山車庫で開催。
久々にRACDAブースも岡山駅前に出店。岡山出身の日本の鉄道ファンの元祖ともいうべき作家・内田百閒の展示も行いました。
鉄道模型も「ゆうなぎ鉄道・百閒阿房線」のレイアウトを展示、岡山在住の鉄道模型作家・渡邊さんの新作SAKURAが注目の的。
多くの子供達が、レイアウトにへばりつき、手を伸ばすのを「触らないで」と叫び続ける、うれしい一日でした。
また、創立27年のRACDAの様々な手持ちグッズを格安で頒布、多くのご寄付をいただきました。
■鉄道150年、利便向上重視し再構築を 新着2022-1014 山陽新聞社説
■京都鉄道博物館でマイテ492除籍展示 新着2022-1016 鉄道ファン
コロナで2年間開催を見送った、岡山路面電車まつりを6月11日に岡電東山車庫で開催のご案内
「ベビーカーで乗り放題電車バスにしたいね!」
「公共交通の存在はユニバーサルデザイン、社会基盤」
「公共交通のサービスレベルは誰が決めるの!」
無事終了しました、ご参加のみなさん、ありがとうございました。
場所 岡電東山車庫
★路面電車ちょこっと運転体験(小学生40名)①10:30②13:00
当日10時岡電東山で受付(問合272-5520)、当日先着順 ワンコイン500円
★チャギントン電車と岡電ミュージアム
★路面電車展示(7101)乃木坂46 4期生 掛橋沙耶香さんの写真がデザインSUENAGA Groupイメージモデル 瀬戸ぎわの、公共交通を救え! 正念場ッス!
岡電バス、ラッピングバス
★オージー君・たま駅長代理とジャンケン大会
★のりものあつまれ~!【展示車両は都合により変更します】
パトカーx白バイ に乗ってみよう(岡山中央警察署)
岡山カレータクシー(岡山交通)
★玉野市電保存会・RACDA、グッズ販売、鉄道模型運転
RACDAブースでは、寄贈品・在庫品の一部を販売します。
★ミニライブ(まちだこうぞう)
★岡山電気軌道グッズ販売(MOMO、たま、和歌山電鉄など)
鉄道グッズ販売と飲食コーナー
おかでんミュージアムのテラスがおしゃれなブックカフェに(古本・斑猫軒)
★一日乗車券、RYDE PASS無料企画(6/11当日に岡電RYDE PASS初購入の方)
クーポンコード「oka20220611」の入力で1日乗車券1人分400円が割引(1端末1名様50本限定)
▽新型コロナウイルス感染防止対策のお願い
1.体調が悪いときは、来場をお控えください。
2. 入場時、受付にて検温・体調確認をして、連絡先のご記入をお願いします。
3. 入場時に、体温が37.5度以上の方、風邪等の症状がある方は入場をお断りします。
主催 NPO法人・公共の交通ラクダ(RACDA)
共催 岡山電気軌道株式会社(開催など問合086-272-5520)
後援 岡山市、岡山市教育委員会、西日本旅客鉄道㈱岡山支社
協力 岡山中央警察署、山陽学園、玉野市電保存会、オージー技研(株)、岡山交通
当日は雨の予報でしたが、曇り空の中朝から続々お客様が来場、幸いほとんど雨も降らず、予定通り開催できました。
NHKニュース(動画あり) 岡山市で3年ぶりに「路面電車まつり」 子どもたちが運転体験
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20220611/4020012932.html
OHK(動画あり)
アクセルレバーを操作し気分は“運転士” 3年ぶりの「路面電車まつり」で子供たちに笑顔【岡山・岡山市】
https://www.ohk.co.jp/data/26-20220611-00000008/pages/
KSB(動画なし)
3年ぶり「路面電車まつり」開催 岡山
https://news.ksb.co.jp/article/14642900
RSK(動画なし)
3年ぶりに「岡山路面電車まつり」開催 小学生が運転士と一緒にレバーなどを操作
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rsk/68070?display=1
1999年の県庁通りトランジットモール実験以来22年、ついに県庁通りの一車線化が完成した。これから徐々に賑わいが生まれていくと思う。この間、沖縄の国際通り、京都の四条河原町、姫路駅前通などで、歩行者空間の拡大が行われてきた。1kmスクエアー構想のうったては平成元年、1989年なのだが、その提案から全国的にコンパクト&ネットワークの動きが始まり、都市計画に公共交通と災害対策を入れた「立地適正化計画」の策定はすでに405都市で実施された。
だが、公共交通重視はまだまだ絵に描いた餅で、予算も資源も不足、自動車社会の負の遺産の部分は見過ごされ、中高年の地方在住者にはまだまだ自動車神話が蔓延している。地方都市の都心に対する投資は、地方文化の形成と付加価値経世に無くてはならないもの。さらに自治体にとっては都心に活性化は、重要な自主財源確保にもなる。このあたりまたシリーズで瓦版にも書いていきたい。
大型連休を迎えた岡山市の「県庁通り」 1車線化で広がった歩道ににぎわいは? 新着 2022-0506KSB
牛窓・犬島に行こう、岡山市バス路面電車無料デー11/28・12/10
岡山市は11/28(日)と12/10(金)に公共交通コロナ支援のため、バス路面電車無料デーを実施します。着発いずれかが岡山市の路線は全線無料になります。
路線バス・路面電車の運賃無料DAY実施します! | 岡山市 (city.okayama.jp)
岡山市公共交通マップ
この機会を利用して、今回バス路線廃止が予定されている犬島方面の宝伝線、さらには牛窓線の乗ってみませんか。
また牛窓や西大寺から、岡山市内のたとえば天満屋にも行ってみませんか。
牛窓では早くも、酔いどれイベントとか、企画されていると聞きます
この際、西宝伝港から犬島に渡り、精錬所美術館を見学して、四国汽船の船で豊島・直島に回ることも出来る
犬島の海水浴場でボーッと瀬戸内海を眺めるのは、何よりの命の洗濯、島や牛窓には猫がたくさんいて癒やされる。
備讃瀬戸アクセスマップ 岡山・西大寺・牛窓・犬島 2021-1110oka-inuA4-MUDAY
古墳めぐりにもバスは使えます
両備バス西大寺線曹源寺から操山山系の古墳、帰りは沢田に降りて旧2号線の髙谷あたりから岡電・宇野
また宇野バスネオポリス方面に乗って、赤磐市の新道穂下で降りて両宮山古墳周辺散策。
備中山茶臼山古墳などには、中鉄バス中川橋や岡電バス花尻線の尾上しもで下車、吉備線などで帰ってくる。
備古墳図鑑サイト 資治通鑑日本語訳 古墳時代対応情報 (memo.wiki)
備前古墳図鑑 2021-0206kibikofun-bizen-dsn.pdf
備中古墳図鑑 2021-0206kibikofun-bitchu-dsn.pdf
備前バスアクセス 2021-1114備前古墳図鑑バス
山歩きにも使えます。
岡電三野岡大方面の路線から、半田山山系に分け入る
宇野バスで四御神線脇田で降りて賞田廃寺あたりで降りて、龍ノ口山山系、帰りは北側に降りて、牟佐あたりから宇野バスで戻る
ヤマレコ – 登山やハイキング、クライミングなどの記録を共有できる、登山の総合コミュニティサイト (yamareco.com)
町歩きプラン
岡山城や後楽園、美術館めぐりなどに、路面電車・バスは使いたい放題です
一日中、ふらりとバスに乗って、降りて歩き、様々訪ねてみる一日にしてはどうだろう
途中気に入った店があれば食事して、ビールもお酒もワインも飲めるよ
JRは今回対象ではないが、うまく組み合わせて、この機会に訪ねてみては。
路面電車、単線で結び環状化へ 岡山市 新市民会館周辺の概要発表 新着 2021/2/16 山陽新聞
単線環状化プランがついに登場、9億円とのこと。是非とも市民会館開業に間に合わせてほしいものだ。
RACDA20周年記念誌での図、当時の横山副市長と様々議論したのは、2015年の話だ。
記念誌の文章部分
■表町3丁目新市民会館と路面電車単線環状化
新市民会館の用地が表町3丁目に決定したが、衰退する表町には有効な活性化対策になるだろう。しかし岡山の交通の拠点である岡山駅からのアクセスは不十分で、わかりにくい。新市民会館に統合される現市民会館と小橋の市民文化ホールはともに路面電車電停が近接し、利便性は高い。
そこで現在の路面電車清輝橋線大雲寺から、東山線西大寺町までの約600mを単線でしかも歩道寄りに軌道を敷設すれば、ランドマークとしての新市民会館の価値は格段に向上する。歩道寄りに敷設すれば電停を降りてすぐに市民会館に入れるし、東西の旧2号線への交通渋滞などの影響は最小限にできる。この部分の北側1車線はすでに自転車道として利用されている。
軌道敷設工事は、富山単線環状線940mの工事費は22.3億円だから道路整備・埋設物移転など含めても15億円前後で済むのではないか。将来の岡山都心1kmスクエア環状化構想の一部先行投資とも考えられ、表町南部への投資効果は大きく、都心回遊性向上に決定的効果を持つだろう。
表町南部の千日前には音楽ライブスペースなどが点在している。もともと映画館街として、あるいは木下サーカス発祥の地なのだから、我々は昭和61年に「サーカスランド構想」を打ち出した。音楽や映画、演劇、ゲーム、サブカルチャーなどをテーマにした文化ゾーンを形成するべく、市民会館の運営にも市民参画を進めるべきだろう。
路面電車駅前平面乗入が実現すれば、単線環状化との相乗効果は大きく、城下周辺のカルチャーゾーンとの回遊性も高まる。(イメージ模型→)
吉備線LRT3者協議中断見通し 新型コロナで財政状況が悪化
非公式ではあるが、1999年の1月17日に、RACDAはJR西日本本社の関係者6人と、吉備線LRT化について意見交換をした。この時、岡山電気軌道にも声がけして、いわば仲人をしたわけである。JRは軌道事業の知見がなく、JRと岡電で吉備線LRT化について、お互いの経営数値を出し合って検討した。その成果をJRは富山港線LRT化に生かし、岡電は岐阜路面電車存続に意欲を示し、結果的に和歌山電鉄に繋がった。またMOMO導入などLRT関係諸制度も、吉備線LRT化が牽引したとも言える。
元々この検討は、少子高齢化、また経済のグローバル化の中で、新幹線に支えられたJR赤字ローカル線のリニュアル存続のために、LRT化でコストを下げて、持続可能にするためのものだった。当初JRは吉備線、富山港線、加古川線、境港線などを視野に入れていた。ご存じの通り、富山では富山ライトレールが2006年に開業したが、同時に検討が始まった吉備線は、様々な問題を抱えていた。むしろ採算の良かった吉備線がなぜ難航したか。
富山港線の場合
1.富山港線は、新幹線開通という期限があって、新幹線高架工事のために富山港線の路線の土地を使うという事情があった。
3.新幹線前提で、地域の合意が取りやすかった
6.隣接する高岡の万葉線存続運動と、高岡市などの決断を富山市は見ていた
7.全国的支援活動で、制度面で整備が進んだ
1.吉備線LRT化には期限が無く、三門駅高架事業の陳情取り下げに6年かかり、岡山県は都市計画決定を取り止めるのに、岡山市が政令市になるのに併せた移管でようやく具体化に向かった。
2.吉備線は少しコストを下げれば、JRでも運行可能であり、経営手放す決断には至らなかった、つまり廃止の危機がなかった。
4.現・大森市長登場の8年前までは、一歩一歩の進展で、技術的検討までしかできなかった。総社市長は当初から「岡山市がやるなら、付いていく」と一定の理解を示していたが、財政規模や路線長さでは、岡山市の決断次第であった。
5.岡山市には計画当初でも8つのバス会社があり、新規参入もあって、岡山市もバス問題に随分手間を取られた。また「路面電車化」の言葉が、岡電両備グループを利するのでないかという、財界的事情で反発も起こっていた。
6,吉備線LRT化の仕掛けは、富山ライトレール開業に併せて、2003年から地元9連合町内会で22000もの署名を集めて、RACDAもその仕掛けを行ったが、地元で主体的市民運動は起こらなかった。また総社市では終始傍観者的意見が多かった。実のところ、総社市の人口が増えているのは、岡山市と倉敷市に近く、両線の便数が合計で60便近くあり、吉備線の存在も大きく貢献しているはずだが、総社市民にはその意識はなかった。今後の展開では、総社市のテンション維持が課題となる。さてJR西日本は分割民営化で、本当3社の中では一番赤字ローカル線が多く、しかも上場以後、外国人株主が30%近くにもなる予測のもと、吉備線のLRT化に取り組んできた。だが自分からやるやるというわけにはいかず、あくまで「地元の要望があれば検討する」という姿勢であった。それでも2018年の岡山市・総社市・JR西日本の3社合意は、「岡山市・総社市が保守費用1億円の半分を出す」という、ランニングコストの一部自治体負担という決断は画期的だった。JRが赤字ローカル線の維持に、再投資をするという新しいスキームが出来たと我々は評価していた。廃止が検討された路線では、今までも事例は沢山有るが、吉備線の場合は一度も廃線が検討されたことはなかったのだから。
JR西日本もコロナで新幹線が大打撃となった状況では、とりあえず計画中断はやむを得ないところではある。今回のダイヤ改正では、吉備線はLRT化に向けて、昼間増便して30分ごとのパターンダイヤに取り組んでいただけに、残念だ。だが一方で赤穂線、山陽線でパターンダイヤが崩れるという事態が起こっており、RACDA としては、吉備線が頑張っても、岡山都市圏全体としては、大問題だと各自治体に指摘し、年明けには瀬戸内市、赤磐市、和気町などがJRに対して、減便中止を要望し、岡山市も同行した。
この問題については、富山ライトレールの開業と同時に、高山本線増便実験をした富山市の例が参考になる。7便の増便で富山市は年間4000万円を負担している。もはや現状では、バスと同様にJRの路線便数の維持に、自治体が一部負担する仕組みが必要になっている。岡山市も都市規模からいえば、2億円程度の毎年の負担をJRに対して行うべき時期に来ているだろう。
ところが、関西高校前の交差点処理について、大正時代に作られた軌道法や鉄道事業法などに縛られて、信号処理の為には軌道にしないとできない、と岡山市は主張するのだが、欧米の例などでは、こういう場合はむしろ制度や仕組みを変えて、なるべく安く上げようとするものだ。どうも日本のLRTは「鉄道の改良」という意識が少ない。それは街路事業が道路屋さん事業になっていることが原因だろう。
本来吉備線LRT化は多頻度運行し軽量化して保線コストを下げ、バリアフリー化することがポイント。無理に街路事業にすることはなく、なるべく鉄道のままでいいはず。極端に言えば、三門駅の踏切部分の数十mだけを軌道法にするというウルトラCもありなのではないか。結局国道180号線に軌道を引くという大事業になって金額が膨らみ、用地買収も必要になって、整備期間が10年なんかになっていたから、こういう羽目になる。もっとも毎回街路事業から担当局長を呼ぶように仕向けたのも我々だから、責任は感じる。LRTについては、実は国交省でも窓口は都市局街路交通課であり、続いて道路局路政課、鉄道局の順で、運輸系の陰は薄いが、それは予算規模が反映されている。事情は知り抜いてるので、再構築しようではないか。今岡山市は複雑なバスの問題に取り組んでいるが、吉備線平行の中鉄バス路線は、この間どんどん便数が減って、昨年はとうとう休止になってしまった。本来吉備線LRTてのは、周辺のバス路線の強化をしなければ、十分に機能しないのだから、早く先行してまずはフィーダー輸送の強化に取り組むべきだった。地元市議会議員が何回も何回も、こうした質問をしたが、岡山市もJRもバス会社も全然反応していない。LRTの意味が分かっていないなと謂うのが我々の本音だ。
ともかく、今後RACDAとしてはもう一度、一番事情を知り抜く立場として、事業の再構築に取り組んでいく。