


自動車も20世紀最大の発明品で、人のコミュニケーションツールとしては、大成功だったが、いかんせん、人を独善的にする効果がジワジワと世界をむしばんできたはずだ。
■自動運転時代の「生命線」!? 消えた道路の白線3千キロ、兵庫県が5年かけ引き直す理由とは 2023-0509 神戸新聞 自動運転に最低限白線は必要だが、それだけでは十分ではないことを、どれだけの自動車ユーザーがわかっているのだろうか。
■人口減少ニッポンでは、やがて「好きな場所には住めなくなる」理由 2023-0504ダイヤモンド
■函館市・大泉潤市長の公約「北海道新幹線函館乗入れ」実現できるか 2023-0503 マイナビニュース
■「グーグルマップ渋滞が起きているんです」 めざまし8が伝えた原因と対策 2023-0503マイナビニュース
■バス減便で登下校に支障が…やむを得ず生徒のミニバイク通学解禁 標高120メートルに立つ鹿児島商業高
2023-0503 南日本新聞
■万年赤字のJR北海道、消える路線「朝ドラが予言に」…地元町長は涙「憤り感じる」 2023-0502読売新聞
■自動車は「社会のガン」 ノーベル賞に最も近い日本人経済学者はなぜ自動車を大批判したのか? 事故・公害・犯罪を誘引、SDGs社会で再考する 2023-0501Merkmal
実は宇沢弘文さんの授業を1973年に受けているんだよね、近代経済学の講義で、やたらと数式が飛び跳ねていたのだが、この時期既に「自動車の社会的費用」を準備していたのだろう。当時はまだ東大紛争が終わって、安田講堂は焼けたまま。まだ学生運動の臭いは残り、内ゲバの場面に遭遇することもあった。
1975年に経済学部に行った頃、マルクス経済学の先生と、大学自治会のカリキュラム委員長として、「東大紛争の見直しの中で、企業の役員の授業をしてもらおう」ということになり、僕がアンケートを取って、教授が企業と交渉し、まず「保険概論」、続いて「水産」というのをやった。岡山でも経済同友会で企業経営者の講義を20年前くらいからやっているけれど、この取組みは48年前だから、随分珍しかったかもしれない。
当時僕は、会計学の江村ゼミというアンパイゼミにいて、麻雀ばかりやっていたのだが、教授は「国際会計基準をアメリカのSEC証券取引委員会が作ろうとしているから、まずは英文財務諸表を集めてこい」とおっしゃる。ゼミ生30人で手分けして、上場企業を廻り、お願いして、貰ってきた。僕は富士写真フィルムに行き、発売前のカラーコピーを見せてくれ、「お札を改版しないと、販売許可が出ない」と。まだ小さい京セラにも行ったし、野村證券ではドンの大田淵小田淵が出てきた。
英文財務諸表、ある会社は直訳、ある会社はアメリカの制度により、ある会社はドイツの制度による。分ったのは、「文化が違えば、会計制度も違う」ということ。そもそも会計は自社の業績をひとまず、計数化して、経営の判断基準のするためのもの。決して税法のように、取るためのものではない。
この研究では始めて「連結決算」とか「時価会計」とか「四半期決算」を知った。卒業後の仕事では年一回しか獲れない魚介類の仕入れ加工が主力だから、四半期決算はほぼ意味ないし、年末仕入れた田作原料は、大体年末1kg2000円程度、暴騰すると10000円、年明けには500円になるのだから、時価会計の危うさを当時から感じた。まあつまり現状の国際会計基準は、遊牧民族の考え方だなと思っていた。(会長 岡將男)
■田中角栄『日本列島改造論』のジレンマ ローカル線を苦境に追い込んだ道路建設に見る、真に豊かな日本とは 2023-0430 Merkmal