2002年 MOMO導入、全国から見学者殺到、RACDAゼミ開始 | NPO法人 公共の交通ラクダ(RACDA)

2002年 MOMO導入、全国から見学者殺到、RACDAゼミ開始

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  • 1月19日  宇都宮まちづくりシンポジウムに会長パネラー参加
    ■ 講演テーマ「21世紀の都市交通の主役・LRT」
    ● 基調講演: 中 尾 正 俊 氏.[広島電鉄(株)取締役 電車カンパニープレジデント]
    ■ シンポジウムテーマ:「LRTを活かしたまちづくり」
    ●コーディネーター 古池 弘隆 氏(宇都宮大学教授・交通計画、交通工学、都市計画)
    ●パネリスト   中尾 正俊 氏 (上記)
    ●パネリスト   岡   将男 氏 (岡山市 RACDA会長)
    ●パネリスト   高木 美保 氏 (女優・栃木県那須居住・エッセイ・講演)
    ●パネリスト   中津 正修 氏 (トヨタウッドユーホーム社長・宇都宮市)
  • 2月12日  バスマップ寄贈式、岡山市教育委員会から市内中学1年生全員に
  • 4月~5月  清輝橋線電停バリアフリー工事(岡山国道事務所)
  • 4月17日  第5回国会LRT研究会、森地茂東大教授講演
  • 5月25日  超低床路面電車「MOMO」岡山に到着、全国から見学者多数
  • 6月~7月  MOMO EXHIBITION
    MOMOを中心としたデザインとまちづくりをテーマにした展覧会
  • 6月8日  RACDAのMOMO試乗会、RACDA定例会と交流会
    岡山市主催市民フォーラム「人と環境にやさしいまちづくり」連動
  • 6月9日  第7回路面電車の日・ミニ路面電車フェアー(岡山駅前広場)
    感謝状 謙 謝礼借用証書          水戸岡鋭治殿
    水戸岡鋭治氏におかれましては、岡山の市民グループ、というよりは遊び人グループRACDAのたくらめる、超低床路面電車の導入に賛同され、故郷岡山のためとは申せ、自らのドーンデザイン研究所の諸君を巻き込み、無償ですばらしいMOMOのデザインをしていただきました。まさに世界一のLRVが誕生しました。
    さらには今回導入に際し、MOMO展開催ならびにMOMOグッズの作成に関しても、我々に負けず劣らず遊び心を発揮され、ご協力いただきました。
    しかしこうした貴殿の多大なる貢献に報いるに、我々の資金力は郷土出身の内田百間先生にならいて、微々たるものであり、謝礼たるやわずかに消費税を支弁する程度であります。
    そこでRACDAでは錬金術が成就するまでの間、水戸岡鋭治氏に対し、金一億MOMO(MOMOは岡山の地域通貨からアジア共通通貨に発展する予定、円との交換レートは未定)の謝礼借用証書を差し出すことにより、来るべき将来(期日未定)支払うことを約束いたします。    RACDA会長       岡将男
    公明新聞 平成14年 6月 19日
    路面電車に超低床車が登場
    公明、署名運動で推進車イス・高齢者の乗降、楽に
    岡山市内を走る路面電車(岡山電気軌道)に段差のない超低床(ノンステップ)電車・愛称MOMO(もも)号が導入され、このほど市民にお披露目された。この日は、1997年から、超低床電車の導入を関係者に要望してきた同市の「在宅障害者の生活を考える会」の坂本啓治会長と市議会公明党の田尻祐二議員が、同僚の増川英一議員らとともに体験乗車した。
    MOMO号は、2両連接車で全長18メートル(従来型12メートル)。導入費は2億7000万円(国が4分の1、県・市が各8分の1を補助)。
    乗車定員は74人で、一般座席20人、車イス用スペース4人分。床面の高さは地面から30センチで、従来の車両より45センチも低く、2路線15電車停留所(電停)との段差は、わずか4センチ(うち4カ所は段差なしでスロープ化済み)。高齢者でも楽に乗降できる。さらに全電停で、車イスで乗り降りできるように順次、改修されることになっている。
    同市では、市民団体「RACDA」(路面電車と都市の未来を考える会・岡将男会長)が95年10月に結成され、00年2月に同電車導入の募金運動などを展開し、実現に弾みをつけた。
    一方、「在宅障害者の生活を考える会」の坂本会長と田尻議員は97年8月から、全国で初めて同電車を走らせた熊本市や、広島市で体験乗車し、市の関係者に早期導入を要望。市議会党議員団(山田勇団長)は、日笠勝之、福本潤一両参院議員とともに、国の助成を求める1万人の署名簿を添えて、国土交通省に陳情するなど粘り強く推進してきた。
    体験乗車した坂本会長は「長年の夢がやっと実現した。後は早く全停留所で乗り降りできるようにしてほしい」と語っていた。
  • 7月5日  MOMO営業運転開始
    プラットフォームMOMOを表町商店街入り口に開店(9月末まで)
  • 7月6日  第1回RACDAゼミ開催
    沖縄在住のエッセイスト・ゆたかはじめ(石田穣一元東京高裁長官)
    RACDAゼミ趣旨
    RACDAでは平成7年の設立以来、全国各地の仲間とともに公共交通を重視したまちづくり運動を展開してまいりました。超低床電車MOMOの導入に際しても、多くの市民の募金、助言、協力がありました。
    MOMO導入を機にさらに皆様に最新の交通とまちづくり情報を提供するべく、今回から全国の著名な専門家、市民運動のリーダーをお招きして、まちづくりと公共交通について懇談する「RACDAゼミ」を開催することにしました。市民の皆様にも自由に討論に参加していただけますので、奮ってご参加ください。
    講師予定
    第1回はRACDA顧問、神戸の上川庄二郎さん(元神戸市消防局長)のご紹介で、沖縄県在住のエッセイスト、ゆたかはじめさん(本名 石田穣一、元東京高等裁判所長官)に「沖縄に路面電車を」と題して話題提起していただきます。ゆたかさんは鉄道のない沖縄に路面電車を走らせようと、活発に活動されています。
    なお2回目は9月下旬にヨーロッパ環境交通クラブの代表においでいただくほか、2-3ヶ月に一度開催します。講師には以下のような方を念頭に交渉します。(略)
    出版予定とテーマ
    討論の内容はテープおこしをして、毎回冊子にまとめ、最終的には系統だった展開の一冊の本にまとめることができればと思います。仮称「日本でのLRT実現の課題」
    各章のテーマについては、あらかじめおおまかに決めておいて、その趣旨にのっとって講演をいただき、講師にはレジメ作成と最終チェックをお願いしたいと思います。
    テーマの例
    LRTの法律的枠組み、LRTと財政、LRTと地方分権、LRTと警察行政、LRTと市民運動
    LRTと環境対策
    運営上の方針
    会費は毎回500円程度徴収し、最低限会場代と資料代をまかなう
    講師招聘費用については、毎回検討し、個別に採算を考える
    懇親会については、毎回状況を考慮して行う
  • 7月15日  第6回国会LRT研究会、路面電車ネットワークとの懇談会
  • 8月9日  第2回RACDAゼミ開催
    高岡短大産業デザイン学科助教授・武山良三
  • 9月28日  第3回RACDAゼミ開催(国際貢献サミットの一環として)
    VCS(T&E)スイス環境交通協会 シュミット・アドリアン
  • 10月    岡電がMOMOで第一回「日本鉄道賞」大賞受賞、RACDAも評価
    日本の鉄道開業130周年を記念して創設された第1回「日本鉄道賞」を岡山電気軌道の取り組みが「地方鉄道における活性化への貢献」部門として受賞した。 表彰式が本日15日夕東京のHパシフィックにて行われる。
    この賞は「鉄道の日」の趣旨である「鉄道に対する国民の理解と関心」を一層深めるとともに、鉄道の今後一層の発展を期することを目的として、本年新たに創られたもので、鉄道事業の発達、利用者の利便向上などに貢献した事業者や団体に贈られる。今年のテーマ3部門(環境対策、情報化、地方鉄道における活性化)に計58件の応募があり、岡電を含め計6社の取り組みが選ばれた。
    日本の鉄道開業130周年を記念して創設された第1回「日本鉄道賞」を岡山電気軌道の取り組みが「地方鉄道における活性化への貢献」部門として受賞した。 表彰式が本日15日夕東京のHパシフィックにて行われる。
    この賞は「鉄道の日」の趣旨である「鉄道に対する国民の理解と関心」を一層深めるとともに、鉄道の今後一層の発展を期することを目的として、本年新たに創られたもので、鉄道事業の発達、利用者の利便向上などに貢献した事業者や団体に贈られる。今年のテーマ3部門(環境対策、情報化、地方鉄道における活性化)に計58件の応募があり、岡電を含め計6社の取り組みが選ばれた。
    岡山電気軌道受賞理由
    「地方鉄道における活性化への貢献」部門
    【日本鉄道賞】:岡山電気軌道株式会社
    (選考理由)
    超低床式路面電車「MOMO」の導入と併せて、情報技術を活用した電車運行情報の提供、バリアフリー化の推進等を一体的に行い、さらに市民団体とも連携しつつ街づくりの情報等を発信するなど地域の発展に尽くした。
    参考:他の受賞対象
    「情報化への貢献」部門
    【日本鉄道賞】:東日本旅客鉄道株式会社
    (選考理由)
    ICカードを活用した出改札システム「Suica(スイカ)」を導入し、切符購入の省略化、チャージ(入金)による繰り返し使用、乗り越し運賃の改札機における自動精算等、利用者に対して非常に高い利便性を提供することを実現した。
    【日本鉄道賞表彰選考委員会特別賞】:小田急電鉄株式会社
    (選考理由)
    忘れ物を全駅で即座に検索できるシステムやインターネット接続携帯電話等から特急券を予約・購入しチケットレスで特急に乗車できるシステムを初めて導入し、利用者利便の向上に貢献した。
    【日本鉄道賞表彰選考委員会特別賞】:津軽鉄道株式会社
    (選考理由)
    津軽の冬の風物詩として定着しているストーブ列車をはじめとして、季節毎に様々な趣向を凝らした列車の運行等を通じて利用の確保に努め、地方鉄道として地域に定着するよう長年にわたり努力を続けてきた。
    「環境対策への貢献」部門
    【日本鉄道賞表彰選考委員会特別賞】:日本貨物鉄道株式会社及び三岐鉄道株式会社
    (選考理由)
    中部新国際空港の建設に当たり、埋立土砂の一部について鉄道輸送を活用することによりモーダルシフトを実施し、CO2、NO等の削減に寄与した。
  • 10年19日  「エコサミットみやざき」にて会長講演
  • 11月12日  第4回RACDAゼミ開催
    エコロジスト・松本英揮
  • 11月23日  日本鉄道賞をお祝いする会開催(みよしの)
  

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