RACDA総会は 202年3月26 日に禁酒会館で開催された。今回のテーマは「誰がサービスレベルを決めるのか」、コロナとこの数年来公共交通崩壊を議論、公共交通サービスを「準公共財」と見て、民営前提の法律を見直していくべきたと論じた。会員の超党派の国会議員、県会議員、市議会議員にもご意見をいただき、また交通事業者からも生の意見を頂いた。
毎週の「全国路面電車ネットワーク」の有志会議は来週で100回目を迎えるが、この討議内容を岡山だけで無く、全国に展開していきたい。
RACDA総会パワーポイント資料
お知らせ
2023年4月1日からの犬島アクセスバス情報掲載
Googleマップで検索可能です
#犬島アクセス #犬島精錬所美術館 #犬島バス #牛窓 #西大寺 #瀬戸芸 #瀬戸内海 #アートの島 #瀬戸内国際芸術祭
西大寺バスセンター(10:15発)→(JR)西大寺駅(10:20発)→→西宝伝(10:45着)
西宝伝(15:55発)→→観音院入口→(JR)西大寺駅(16:20着)→西大寺バスセンター(16:25着)
2022年瀬戸内国際芸術祭などに向けて、
古い情報ですが、参考までに残します「備讃瀬戸アクセスマップ」
特設・犬島への行き方のページ
別刷りの接続時刻表にて、電車・バス・フェリーの乗り継ぎがわかるマップと時刻表の航路番号は、瀬戸芸公式ガイドマップに連動乗り場案内は岡山駅、倉敷駅、高松駅・港、宇野駅・港、児島駅・港、西大寺駅・西宝伝港・京橋港を掲載時刻表は春会期・夏会期・秋会期の最新情報と、会期外も表示。バスルートなどは頻繁にダイヤ改正があるので、各社ダイヤをQRコードにて確認のこと
瀬戸芸関係航路図 2022夏秋版に更新
- 乗り場案内図2022-0913setoNO2ol
- 全会期の接続時刻表pdf A4で印刷可能
「34岡山⇔西大寺・牛窓・犬島・豊島・小豆島 」pdf 新着 2022-1001秋版再修正
「56岡山⇔宇野・直島・豊島・小豆島・高松」pdf 新着 2022-0929秋版修正
児島・坂出琴参バス時刻の昼便の時刻が間違っていたのを修正しました。
以上の時刻表とマップは、岡山駅・宇野駅等で入手可能、春夏秋各1万部配布予定
「8岡山・高松→小豆島・男木島・女木島・大島」pdf 春版も夏会期で使えます
「10大島・女木島・男木島・小豆島→高松・岡山」pdf 春版も夏会期で使えます - 芸術祭期間中の「フェリー乗り放題3日間乗船券」は、①高松⇔直島宮浦、②宇野⇔直島宮浦、⑯高松⇔宇野、⑨高松⇔女木島・男木島、⑧宇野⇔豊島家浦・唐櫃⇔小豆島土庄、⑩高松⇔小豆島土庄、⑪高松⇔小豆島池田のフェリーのみ使用可能。高速船・旅客船は利用できない。
- 大原美術館のある倉敷美観地区から児島・高松方面は、遠回りでも便数・所要時間からはJR岡山駅を経由してマリンライナー等を利用するのが便利だが、下電バスも利用可能。宇野⇔児島にも両備バス・下電バス接続便がある
- 瀬戸内国際芸術祭2022開催期間
春会期 4月14日~5月18日
夏会期 8月5日~9月4日
秋会期 9月29日~11月6日 - JRデスティネーションキャンペーン7月1日~8月31日
- mtマスキングテープの廻り方教室
7/20から8/31までは、マスキングテープイベントが、犬島と牛窓の4箇所で開催されます
JRデスティネーションキャンペーンと瀬戸芸のコラボで、これを全部見るには、電車・バス・航路を組み合わせると便利
今回、瀬戸芸期間の土日中心に、牛窓と犬島の間に直行航路が出来ます。牛窓内ではシャトルバスと自転車で回れる
詳しくは、更新された時刻表2022-0626oka-inuA4を参考に組んでみてください。
なお、京橋クルーズの船も、マスキングテープでラッピングされるとか。 - 岡山芸術交流 9月30日~11月30日
- 備讃瀬戸アクセスマップの主要配布先(春版1万部)
岡山駅・倉敷駅・宇野駅・西大寺駅など
両備バス(岡山駅・天満屋・西大寺・牛窓など)、岡電バス(岡山駅・天満屋など)
両備フェリー(新岡山港)、あけぼの丸(宝伝ー犬島)、瀬戸内観光汽船(日生)
岡山市ももたろう観光センター(岡山駅)、玉野市観光協会(宇野駅)、瀬戸内市観光協会(牛窓)
各書店、バス車内、岡山市内ホテル旅館、玉野市内ホテル
禁酒会館1階入口 - このマップは福武教育文化振興財団の助成金を受けて製作しています。
- 協賛(JR西日本、両備バス、岡電バス、岡山市ももたろう観光センター、飛岡内科)
- 前回2019年5月12日の岡山・日生・大部・土庄・岡山ミニツアーの記録
誰が公共交通のサービスレベルを決めるのか 令和4年3月8日facebook岡將男
国鉄民営化直前の1986年5月22日、自民党は全国紙・地方紙で一斉に広告を打った。分割民営化しても不便にならない、ブルートレインもなくならない、ローカル線もなくならない、と。
いま36年たって、この広告の約束をどうするのか、きちんとした議論をするのが、政権を維持する自民党の役割だろう。
国鉄が株主のJRになってはいないか、大都市のためのJRになっていないか。地方部ではコロナ下の大打撃で、路線維持やサービスレベルが危機に瀕している。
しかしこれを国土交通省では、鉄道局の委員会で方向性を議論しようとしているが、そのアンケートでは地方自治体の戸惑いが如実に表れている。
我々ラクダの今月の総会テーマは「誰が公共交通のサービスレベルほ決めるのか」である。民営化したJRには、地方部でサービスレベルを維持する体力も気力もお金も制度も無い。民営会社とはいえ、巨大なJRグループの経営数値は未知の部分が多い。
また県や市町村には、JRのサービスレベルの査定やら検証をする能力も人も金もないし、国交省はその必要性さえ感じていないようだ。
県知事はじめ自治体の長も議会も、そして市民もマスコミも、公共交通は民間でやるものだと思い込んで、特にJRや地域の有力な交通企業は商売で、儲かっていて、維持するのは当然だと思っている。
だが、実態はもう、たとえば岡山のJRも両備バスも、コストカット、サービスカットにまっしぐら。商売なら当然とはいえ、そして割を食うのは一番に高校生。この春の入学式を終えて、恐らくは全国各地で、当てにしたバスが無くて困る事例が多発するだろう。
既に岡山市クラスの政令市や中核市の一部を除いて、地方部では公共交通は民営では成り立たない、それが故に自治体のコミバスが数千も走り、交付税措置によって走っている。取り残されているのは地方の都市圏。
たとえば岡山市は法定協議会を作って「効率化」を目指すというけれど、道路に比べていかに予算が少ないか。道路も公共交通も繋がっていなければ意味が無い。料金を取らない道路では黒字赤字を論じないだけのことだ。あきらかに制度が足りない、間違っている。
そしてまだ渋滞緩和は道路建設でするものだと思っている議員かいたりする。SDGsでゴミのリサイクルやフードロス対策に熱心な議論をする人々さえも、過度な自動車社会が持続可能でないことには目をつぶっている。そしてこの間違いが、東京一極集中、少子化の根本原因だと僕は思う。
さてさて話は長くなったが、岡山県南都市圏くらいの規模では、公共交通のサービスレベルを都市圏全体で決めて、都市計画をしていかなければならない。しかし公共交通と災害を加味した立地適正化計画は、関係市町村が連動することなく策定されている。
やはり、政令市の岡山や倉敷、福山が連携して、岡山県・広島県がとりまとめ、サービスレベルを決めるほかは無い。山陽線の減便問題は、実は中国地方全域の問題たと認識する必要がある、次になくなるのはあなたの前の電車バスだよ。
https://plus.nhk.jp/watch/st/270_g1_2022031143562…
また、別に番組を作られている
地方鉄道“存続の危機” ~どう維持する“地域の交通”~ 2022-0311 NHK関西
■15年後あなたの住む街は存在する?…「限界ニュータウン」消える街・生き残る街 新着2022-0605 RSK山陽放送
https://racda-okayama.org/archives/2620
瀬戸内国際芸術祭 来場者は自己申告で体調確認 新コロナ対応 新着 2022-0303 NHK
地方鉄道 バス切り替えなど抜本的見直し含め議論 国の検討会|NHK 関西のニュース
ついに国の地域の鉄道切り捨て委員会が始動。これはグローバリズムと外国人株主に翻弄されるJRグループの強い意向が入っている。こんなの、鉄道局の議論だけで良いのか。道路やまちづくりと一緒に議論できる陣容ではない。今年は鉄道150年だが、日本は鉄道とバスで国づくりをしてきたのではないか。道路や自動車で、むしろ地方は人口が減少しているのではないだろうか。こんなの東京の委員会で決めることではない。地方に財源を移して、道路とセットで取り組むことだ。
国土交通省・鉄道局 第1回資料 2020-0214
第2回検討会資料 2022-0303
特に都道府県アンケートが示唆に富む
JRの路線維持に対して、いきなり市町村や都道府県に対して振られても、JRの経営数値は開示されていないし、減便コストカットしか頭にない。一方地域の観光キャンペーンでJRJRにお願いすることも多く、正常なコミニュケーションも取り辛い。また自治体の長や議員や市民も、JRの路線は国が維持するものたと思っている。このアンケートを見ると、JR分割民営化以後、積み残された問題が如実である。国のちゃんとした関与を求める意見が多く、廃線前提の今回の委員会の根底は崩れたといえよう。
2022年1月28日、LRT都市サミットが開催されました。
市長会議の動画などが公開されています。各地域の取り組みの発表は、興味あるものです。
参加都市は、札幌・宇都宮・豊橋・富山・岡山・広島・松山・長崎・熊本・鹿児島の10都市
なぜか軌道事業者のある町の、函館・東京・高岡・福井・京都・堺・高知は参加していない
次回開催は、宇都宮です。2023年にはLRTが開通しているので、再開発される東口のホールで開催予定です。
LRT都市サミット長崎2022 – YouTube
021年9月2日(木)に行われたオンラインシンポジウムを第1回とした、全4回シリーズのオンラインセミナーを開催することになりました。第2回は1月24日(月)です。
過去のシンポジウム等参加の方にはメールにてご案内しております。
第3回は4月、第4回は8月を予定しております。
ご希望の方は下記のページよりお申し込みください。
申し込み
https://chikoken.stores.jp/items/61a07606d5ffeb61a685ef1d
路面電車乗り入れ 広場整備を縮小 岡山市、案内所や修景ゾーン中止 (msn.com) 2022-0119 新着 山陽新聞
路面電車乗り入れ事業費が倍増 完成時期ずれ込み、岡山市試算 (msn.com) 2022-0115 新着 山陽新聞
RACDAコメント
広島市や仙台市、神戸市などの百万都市とは違って、岡山市クラスの政令市では、鉄道やバスの専門家をそろえてはいない。だが日本全体の公共交通は「民営」を前提として制度設計されていて、各地の交通事業者は地域の有力企業であるだけに、行政側も手が出せなかったのが実体だ。
とりわけ岡山市の場合、JRが元気で8方面の路線を頻繁運行し、バス会社も元気にやってこれた。それだけに全国一バス業界が難しいとは、有名な話だ。
さて先般の市長選ではコンパクトシティの是非が争点にもなったが、立地適正化計画では「一日30便以上の交通サービスのある拠点」を居住誘導地域とする。しかしそのサービスレベルを誰がどう決めるのか、今の法制度では地域が決めるといっても、地域に権限と財源はない。
昨年のコロナ以降、ラクダZoom会議では89回もの専門家座談会を繰り返し、岡山の問題についても様々議論してきた。全国のLRTが今ひとつ進まないのは、結局の所、東日本大震災以後、道路政策と交通政策が元々の旧建設省と旧運輸省の枠組みに戻ってしまい、JRも旧鉄道省に戻っているのに顔は民間企業で、株主ばかりに向いている。結局の所、都市計画とともに必要な交通政策を誰もコントロールしなくなっていることが指摘されている。全国にある「公共交通法定協議会」等は、単なる儀式になっており、地域に任せるという美名による疲弊は各地域を覆っている。コストカットとサービス低下で、地方都市を益々疲弊させている。
しかしそうしたなかで、切り捨てられた中小都市のバスは、コミバスとして再生されつつあり、ほとんどが直営もしくは委託になってきている。また先般の岡山市の「バス路面電車無料デー」というキャンペーンは、コロナ禍で疲弊する公共交通支援が目的だったとは言え、公共交通のまちづくりへのインパクトを知らしめてくれた。無料デーは熊本でも実施され、高知では今月末まで週末実施されているが、どこも2.5倍程度の利用者になっているのは興味深い。公共交通を税金で支えるのが当たり前のヨーロッパでは、こうしたキャンペーンは様々行われているが、岡山市のこの無料デーはいま、学会でも注目され、全国に広がろうとしている。
JR岡山支社の機能の一部を広島に集約する報道がなされた今、まさに岡山市が瀬戸内市、備前市、赤磐市、玉野市、倉敷市、総社市などとの「交通連合」の盟主として、JRのダイヤまで含めたサービス水準をコントロールして、地域の発展を目指すときなのではないか。今回の痛いミスも、大きな都市ビジョンを示すことによって、経験値として欲しい。電車バスも無いところに高校生は帰ってこないし、移住者も工場もやってはこない。
「路面電車サミット2022長崎大会」の現地開催がなくなりました。LRT都市サミットの一般公開イベントが中止になり、それに伴い注しとなります。しかし、現地実行委員会から、アンケートが来ています。
ネット開催、もしくはコロナ収束後の現地開催を希望するか、とのこと。
2022-0116記入