1998年 運動各地へ波及、バスマップ作成
- 5月3日 RACDA高岡発足記念イベント、トロッコレース車輌貸し出し
トランジットモール実験を実施、各地支援の第一号 - 6月7日 第3回路面電車の日・市民フォーラム開催
人と環境にやさしいトランジットモデル都市をめざして
RACDAアクションプログラムの発表 - 8月6日 路面電車版「市民街づくり会社」計画の発表
- 8月9日 路面電車環状化に向けた夏休み親子体験ワークショップ開催
UPCOのまちづくりWS第1弾、電車バス乗り継ぎ実験など実施
日本初の電車・バス同一ホーム乗り換えと実験 ワンステップバスでのバス停調査
日本初?路面電車運転教室 - 9月3日 岡山市内「ぼっけえべんりなバスマップ初版」(A3版両面カラー・5干部)の作成
昭和62年、岡山市には公共交通担当といえば、企画室に担当が一人いるだけだった。岡山未来デザイン委員会の「交通シンポジウム」のために担当と話をしていて、年に一度「さわやかキャンペーン」といった、公共交通を利用しようという日を設けているという。そのパンフレットは結構豪華で、これを各企業に郵送しているという。「でも利用者にバスマップなどの情報提供はしないのですか」と質問したら、言葉がなかった。「このパンフレットを作るくらいなら、バスマップを作ればいいのに」と思った。
路面電車サミットの年、ヨーロッパに視察に行って、どの町にもバスマッフ、公共交通マップがあるのに驚いた。路面電車延伸のためにはまずバスマップだと思った。親友の戸村君に飲みながら相談したら、酔った勢いで「やろう」と言ってくれた。RACDAのバスマップ担当は徳田さんに決定、メンバー戸村君に岡電のバス部長、岡国の牧野君。最初はUPCOにお願いして100万円いただくことになった。それで足りないので牧野君が岡国のホームページにインターネット版を掲載することを条件に100万円出してくれた。
バス協会には最後に校正していただいた。初めから相談していたら、まとまらなかっただろう。「よくできている」と二版からは毎年30万円いただくことになった。岡山県の本田副知事に見せたら。「国交省に昔岡山にいた金澤さんがいて、自動車交通局の総務課長をやっている、持っていってみたら」といわれ、早速持参。「あんたらがさぼってるから、しびれが切れて、バスマップを作ってしまった」と言ったら、「シロウトが作ったにしてはよくできている、中国運輸局長に電話しておくから、持って行ったら」と言われて、早速持参。そこで後に岡山運輸支局長になる三原さんと知り合う。なお金澤さんは今年6月まで自動車交通局長で、20年ほど前、岡山の岡南飛行場の存続運動を中塚さんと一緒にやったことがある。
こうしてバスマップは長い間のまちづくりの、友達づくりの中から生まれた。友達は大事にしよう、ずっと。(岡) - 10月1日 市民街づくり会社「ラッコ・コーポレーンョン」の設立準備着手
- 11月29日 第1回西川トランジットモール実験(西川フリーマーケット実行委員会と共催)
ノンステップ低床バスによる日本初の歩行者モール走行実験。10年以上続いたフリーマーケットがなくなるというので、なんとか存続をはかるために企画。UPCOでわずか3週間前に思い立ち、岡山国道事務所の牧野調査設計課長と岡が、岡山西署と県警本部を説いて歩行者天国にし、そこを岡電のノンステップが走りました。バス評論家の鈴木邦彦さんもやってくるというおまけつき。(岡)