2001年 市役所筋交通社会実験でも延伸決まらず、国会LRT研究会始動 | NPO法人 公共の交通ラクダ(RACDA)

2001年 市役所筋交通社会実験でも延伸決まらず、国会LRT研究会始動

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  • 2月14日  岡山市長へ超低床路面電車応援募金500万円寄付・署名提出
    募金と署名提出についての声明文
    路面電車と都市の未来を考える会
    21世紀初めてのバレンタインデーに、私たちは小さいけれどもとても意味のある贈り物ができたと、大変よろこんでいます。
    20世紀最大の発明ともいわれる自動車、それは私達を豊かにそして便利にしてくれました。しかし今日、私達は豊かすぎ便利すぎる私達自身の生んだ社会の様々な問題に悩みはじめています。
    この募金と署名で、私達は20世紀の自動車社会という重い扉をノックしたにすぎません。しかしそのノックは人々の心に響くとても澄んだ音色のノックであったと思います。というのは、人々にとって便利すぎる自動車を少しでもやめようという選択は、大変勇気のいるものだったからです。
    この500万円は、路面電車延伸計画47億円、超低床路面電車購入費2億2000万円にくらべれば小さな金額かもしれませんが、全くの個人ばかりがたった100円少々出して乗る路面電車のために、それもまだどうなるかわからない事業のために、またこれほど個人の直接的利益の見えない事業のために、21世紀の夢を託して募金してくれた尊い500万円だったと思います。
    またこの募金、署名の動きが岡山での超低床車輛の購入につながり、国の補助制度が新設されましたし、路面電車導入を前提とした日本ではじめての交通社会実験の実施につながりました。そして今週行われる実験を通じて、いよいよ岡山自身が21世紀の時代の扉をノックすることになります。私達はそのノックの音が世界に鳴り響くことを信じています。岡山が世界で一番住みやすい国際福祉都市になることも信じています。
    どうぞ岡山市におかれましては、市民の心の中にある暖かくひかえめな良心の表現であるこの募金と署名を、有意義に使っていただきたいと思います。
  • 2月17日  21世紀RACDA交流会、翌日定例会、クセニッツ低床バス試乗
    17~20日 路面電車導入を想定した岡山市交通社会実験支援
  • 3月10日  高知ユニバーサルシンポジウム会長パネラー参加、橋本知事らと共演
  • 3月21日  紀伊国屋NTTクレド店で「路面電車とまちづくり展」開催 4/3まで毎日
    5階紀伊国屋書店では、路面電車とまちづくり展が開催されています。今岡山では市役所から大学病院までの路線延長が検討されており、環境共生型のあたらしいまちづくりとして日本全国から注目されてます。世界の路面電車のパネルや模型の展示のほか、路面電車のチョロQ、書籍などの即売も行っています。
  • 3月25日午前10時から午後1時
    5階紀伊国屋書店では路面電車とまちづくり展が開催されています。関連のパネルや模型の展示、書籍グッズの即売も行っています。また午後1時からはNHKテレビでも紹介された「イッポー・ツー子さんの街中コント」が上演されます。街中生活のエンジョイ方法をみんなで楽しく考えましょう。
  • 4月1日午前10時から午後3時
    5階紀伊国屋書店では路面電車とまちづくり展が開催されています。関連のパネルや模型の展示、書籍グッズの即売も行っています。また午後1時からは本邦初公開、来春登場の超低床路面電車のペーパークラフト教室を開催します。お子様でも十分にたのしめますので、どなたでもご参加ください。またぬり絵も用意しておりますので、幼児連れの方もどうぞご参加ください。
  • 5月15日  国会内に「LRT研究会」発足、市民団体側のセッティング担当
    5/16付け中国新聞記事およびRACDA岡会長のniftyへの書き込みによると、超党派的に国会議員が集合し、環境に優しく中心市街地活性化に貢献できるLRTについて研究会がこの5月15日発足したそうです。 参加者は国会議員15人と秘書7人が参加。代表世話人は逢沢一郎(自民党)と金田誠一(民主党)。 世話人は佐藤静雄(自民党、国土交通省副大臣)、野田聖子(自民党)、塩崎恭久(自民党)、高木義明(民主党)、松野頼久(民主党)、佐藤公治(自由党)、金子哲夫(社民党)、西川太一郎(保守党)の各氏で、新聞解説によると、岡山、岐阜、広島や長崎など路面電車が走る地域出身の方々のようです。
    当日はRACDAなど全国のLRT支援団体の代表など約20人も同席しました。初会合なので、国内外の路面電車の利用状況などを調査し、新規路線や超低床車両導入に対する財源措置の拡充策などを検討した。更に国土交通省に働きかけるなどの活動や各都市の実態調査、市民団体との情報交換を通じてシステム実現をめざすことになったそうです。 なお当会は会の性格から参加は遠慮しましたが、研究会の意義については充分認識していきたいと思います。(山根)
    超党派国会議員によるLRT研究会   2001年5月15日 鈴木一夫(鉄道利用者会議) 報告
    5月15日14時から15時までの一時間衆議院議員第2議員会館第2会議室で実施されたLRT研究会に全国鉄道利用者会議はNGOの一つとして参加した。 国会議員約15名(代理含む)が参加。代表世話人は逢沢一郎(自民)(敬称略、以下同じ)、金田誠一(民主)。 ほかに主な出席者に野田聖子、塩崎恭久、江田五月。 ただし選挙区に路面電車が現存する地区選出の議員ということで、小渕内閣に軌道法について質問趣意書を提出した桜井充参議院議員の名前はない。
    またオブザーバーとして市民団体が9つ参加。
    「路面電車と都市の未来を考える会(RACDA)・岡山」、「都市交通会議・熊本」、「札幌 LRTの会・札幌」、「21世紀都市交通国民会議」、「路面電車と都市の未来を考える会(RACDA)・高岡」、「ふくい路面電車とまちづくりの会(ROBAの会)」、「岐阜未来研究団」、「マドンナリンク(松山)」。 全国鉄道利用者会議からは鈴木事務局長が参加。 官僚は今回不参加。
    第一回目のため各参加者からの自己紹介、およびLRT研究会にオブザーバー参加した全国の路面電車関係の市民団体のうち「路面電車と都市の未来を考える会(RACDA)・岡山」会長の岡将男(おかまさお)が基調講演。
    その後NGOより国会議員への意見の要請をおこなう。
    主な意見として大正時代の軌道法のチェック(尚書きで現実にすり合わせている面を含め全面改訂を要望)、岡山電気軌道の年収が5億でLRVは2億、車両には補助が必要。「のぞみ」は1両2億円かかるが東京博多を往復すると一日1000万円の収入がある。路面電車は1億円だが一日の収入はそんなにない、国の補助をふやせ。環境問題や都市空洞化にはLRTがいい。社会実験を警察が交通規制の名のもとに拒否、あるいは交渉に時間がかかる原因になる。独立採算制を見直せ。
    利用者会議としては2点。 ひとつは時間がない(福井の件を事例)ので時間軸をきめスピードを持った運営と、ふたつめにJRと路面電車の乗り入れを行うことで利便性が向上するのでその面での各種取り組みが必要。 マスコミは熊本日日新聞ら。
  • 6月10日  第6回路面電車の日・はじめて岡山駅前広場でイベント開催
    趣旨  平成7年に全国路面電車愛好支援団体協議会で制定された、6月10日の路面電車の日に、新時代の路面電車またはLRTについて市民に認知してもらう事。交通実験であきらかになった、市民への情報提供不足の解消の一環として、都市交通IT市民フォーラムを開催し、公共交通全般の必要性を強調する。また来年導入の超低床路面電車への知識を広める。
    イベント内容
    6月10日(日)岡山駅前広場にて(午前10時~午後4時)
    1.都市交通IT市民フォーラム http://www1.harenet.ne.jp/~racda/
    インターネットを通じて岡山駅利用者をはじめとして全国に向けて、公共交通へのアンケートを実施し、リアルタイムに公表、本邦初の試み
    最近の各地のLRT、路面電車の取り組みを新聞記事で追ったパネル展示
    岡山での路面電車延伸のパネル展示、LRTの鉄道模型展示運転
    2.超低床路面電車の愛称募集(6/10~9/15)
    国県市と市民募金で買う電車の意義を強調、その場でも投票してもらう
    3.ミニ路面電車の運転
    来春登場の低床路面電車をモデルにしたミニ電車試乗会
    (無料、小学生以下の児童対象)現在岡山電気軌道で製作中
    オープニングセレモニー10時 ミニ路面電車出発式
    左のデザインの電車の愛称募集とミニ電車の運転です
    6月10日(日)岡山電気軌道にて(正午~午後3時)
    4.路面電車運転教室   岡山駅で募集、先着20名(無料、小学生と保護者対象)
    主催  UPCO(岡山街づくり連絡協議会)RACDA(路面電車と都市の未来を考える会)
    後援  国土交通省中国地方整備局岡山国道工事事務所、岡山県、岡山市、国土交通省中国運輸局岡山陸運支局
    協力  西日本旅客鉄道㈱岡山支社、岡山電気軌道㈱
    問合せ先 RACDA TEL 086-232-3022 FAX 086-232-6554 当日090-3743-4778
    吉備線LRT化を意識して、初めて岡山駅前広場で開催しました。当時のJR西日本の南谷会長に直接メールしてお願いしました。(岡)
  • 8月4日  桃太郎祭にて路面電車展開催
  • 8月9日  第2回国会LRT研究会、服部重敬さん講演
    また市民円卓会議にて官僚とのLRT懇談
  • 9月22日  バスマップ第3版リリース
  • 10月2日  第3回国会LRT研究会、国側からの制度説明
  • 10月24日~28日  第5回路面電車サミット・熊本開催、メンバー参加
    ●24日(水) 熊本市国際交流会館
    10時-13時:講演1「ライトレール、路面電車の可能性、優越性と郊外路線乗り入れ等」
    ハルトムート・トップ氏(ドイツ・カイザースラウテルン大学教授)
    (館主注:氏はLRT WORKSYOP ’97にて東京・熊本にて講演された方です)
    14時-17時:講演2「人間のためのまちづくりと都市の公共交通のあり方」
    ヤン・ゲール氏(デンマーク王立芸術アカデミー准教授)
    18時-20時:上記2氏を交えたディスカッション
    ● 25日(木) 熊本市国際交流会館
    10時-13時:講演3「持続的成長可能な都市=サスティナブル・コミュニティーの思想と実践、そして都市交通」
    ピーター・カルソープ氏(アメリカの都市プランナー)
    14時-17時:上記3氏による討論会:「世界の都市交通が目指す方向、日本への提言」
    19時-21時:歓迎レセプション
    ●26日(金) 熊本市国際交流会館
    9時半-14時:路面電車サミット本会議
    主催者挨拶、来賓挨拶、国土交通省より事業説明、各地の現状報告、サミット宣言など
    15時-:低床電車試乗会、市内視察など
    ●27日(土)
    10時-午後4時:市民環境フォーラム(会場:オーデン)
    22時-:夜なべ談義「クルマに頼らない街を実現するために」(会場:水前寺コンフォートホテル)
    ●28日(日)  街頭イベント
    ●22-30日 各国車両模型、パネル展示など
  • 11月15日  「ノーガード電停の乗客に対する安全対策に関する意見書」を提出
    小橋電停交通事故について、岡山県土木部長に提出、後電停改修実施
  • 11月29日  第4回国会LRT研究会、上岡直見さん講演
  

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