トラフィックブレインの太田恒平さんが、Web上の全国交通流動マップに、鉄道輸送密度マップを追加しました。 輸送密度112万の山手線から、11の芸備線までの5桁差はさすがに色が足りず、都市用と地方用で色分けを1桁変えています。鉄道のデータが出ていますが、道路データを追加するには、右側のページのマークをクリックして、道路のレイヤを追加してください。
公共の交通ラクダ管理者 | NPO法人 公共の交通ラクダ(RACDA) - Part 4の記事


全国路面電車ネットワークからはRACDA会長の岡から第16回全国路面電車サミット2024宇都宮開催の紹介、また人と環境にやさしい交通をめざす協議会からは3月の上田での全国大会の紹介もあった。
会の最後では宇都宮教授から「軌道法で40キロ制限になっていて、折角の専用軌道などの能力が生かされていない」という趣旨の指摘があり、議連から国交省に、軌道法の問題について指摘してもらった感じになった。
現行法の枠内では、交通システムとしてのLRTは投資交換効果が生かされない。宇都宮では速度制限緩和と、優先信号の拡大など頑張って欲しい。吉備線LRT化でも、「路面電車だからスピードが40kmしか出せないから、総社まで1時間かかる」等と、誤った情報が流されているが、軌道法の40kmというのは大正時代に設定されたもので、自動車が普通に60km出すのに対して、路面電車もトラックブレーキなど自動車並みのブレーキ性能を備えているし、欧米では路面電車側のボタンを押せば、次々と路面電車優先の信号に変わるのは当たり前になっている。路面電車と自動車の衝突事故はほとんど、自動車側のミスによるものだし、「路面電車が危ない」のではなく、「自動車が危ない」のである。ただ路面電車LRT優先のシステム構築には。そのサービス水準と、自動車に頼らなくても移動できる都市交通システムの構築が前提である。
全国路面電車サミットとは、路面電車についての意見交換を行いながら地域の活性化を目指す、市民協働による交通まちづくり会議です。
2024年の第16回は、ライトラインが開業した宇都宮に集い、日本の路面電車の改善やLRTの新設を振り返りながら、「都市交通の改革」に向けた議論を行います
お陰様で満員御礼で終了しました。2024-0221更新 動画公開
報道など
宇都宮「路面電車サミット」で150人交流 「LRT新設、国内2市のみ」など現状報告 新着2024-0129下野新聞
「全国路面電車サミット 熱く」 新着2024-0129ひたちなか 海浜鉄道日誌
宇都宮でLRT都市サミットを開催 「サミット宣言」も採択 新着2024-0127 朝日新聞
当日冊子
宇都宮ライトレール車庫見学 40名が参加
全国路面電車サミット懇親会 107名が参加
19:00 会費5000円 ライオンズヘッド駅東口店
開会の挨拶:実行委員長 古池弘隆
来賓挨拶:国会新交通システム推進議員連盟会長 逢沢一郎
国土交通省都市局街路交通施設課課長 服部拓也
事業者挨拶:全国路面軌道連絡協議会・広島電鉄代表取締役専務 仮井康裕
来賓挨拶:宇都宮市長 佐藤栄一
歓迎挨拶・乾杯:宇都宮ライトレール代表取締役社長 高井 徹
各団体・事業者のエール交換
全国路面電車サミット本会議(1月28日 )150名が参加
ライトキューブ宇都宮大会議室(宇都宮駅東口隣接)参加費2000円
9:00 開催あいさつ 実行委員長 古池弘隆
事業者挨拶 (共催)全国路面軌道連絡協議会・広島電鉄常務取締役 平町隆典
歓迎挨拶 宇都宮ライトレール 常務 中尾正俊
来賓挨拶 国会新交通システム推進議員議連顧問 船田元
9:20 講演「宇都宮ライトラインと市民運動」 奥備一彦(雷都レールとちぎ代表)
路面電車サミット16宇都宮01_雷都レールとちぎ代表奥備一彦氏発表資料
9:50 愛好支援団体それぞれの近況報告
岡山資料なし
路面電車サミット16宇都宮02_札幌LRTの会発表資料
路面電車サミット16宇都宮03_高知の電車とまちを愛する会発表資料
路面電車サミット16宇都宮04_北勢線とまち育みを考える会(ASHITA)発表資料
路面電車サミット16宇都宮05_新金線いいね!区民の会発表資料
路面電車サミット16宇都宮06_RACDA大阪堺発表資料
10:20 ブレークタイム、各団体パネル展示で交流会
10:50
パネル討論「ライトラインから都市交通改革を全国へ」
~どうして出来なかった日本のLRT4:2002, 2003, 2006年開催の「どうして出来ない日本のLRT」FCCサロンをふまえて~
司会 松原光也(RACDA高岡、名古屋大学環境学研究科研究員)
開催経緯説明 本田豊 (富山大学都市デザイン学部教授)
路面電車サミット16宇都宮07_「どうしてできない!LRT」の開催経緯_本田豊氏発表資料
動画 https://youtu.be/F7ZUlVNEW8o
歴史報告 服部重敬(一般財団法人 地域公共交通総合研究所研究員)
路面電車サミット16宇都宮08_LRT 世界の動向、日本の動向_服部重敬氏発表資料
動画 https://youtu.be/KPb8h4mvJx0
基調報告1 「熊本から今いちど真面目に都市交通~車1割削減、渋滞半減、公共交通2倍を目指して~」 新着2024-0129公開
太田恒平(トラフィックブレイン代表取締役社長)
動画 https://youtu.be/Jwq-ggemWEc
基調報告2 「都市交通政策の復権を求めて~活性化再生法時代をいま振り返る~」 新着2024-0205公開
何 玏 (一般財団法人 計量計画研究所 / IBS都市地域・環境部門 研究員)
動画 https://youtu.be/3buS-j5cp6Q
太田恒平さんのfacebook総括
パネリスト 古池弘隆(宇都宮共和大学シティライフ学部特任教授)
パネル討論動画 https://youtu.be/iJXaWS7WYvI
講評 「富山・高岡の取組みをふまえて」 本田 豊
路面電車サミット16宇都宮11_富山県内における地域公共交通をめぐる最近の動き_本田豊氏発表資料
路面電車サミット16宇都宮12_公共交通を支える市民活動_松原光也氏発表資料
路面電車サミット16宇都宮13_パネル討論slide回答
12:50 路面電車サミットサミット宣言 新着・注目2024-0128
~14:00 ランチタイムセッション
概要
日時:2024年1月27日(車庫見学・懇親会)・28日(本会議・ランチタイムセッション)
会場(本会議):ライトキューブ宇都宮(JR宇都宮駅東口)
参加費:2000円(資料、ランチタイムセッション代込み)
幹事団体:全国路面電車サミット2024宇都宮実行委員会、事務局RACDA
問い合わせ先:romendenshasummit2024@gmail.com
チラシPDF (第四報2023年12月21日版)
同時期開催の1月26日・27日「LRT都市サミット」も終了しました
ラクダ手持ちの鉄道グッズも販売。MOMO登場時のデザインブックとか、神戸の路面電車のホーロー駅名看板とか。
NPO法人再生塾では、議員対象の地域公共交通政策セミナー(ローカル鉄道編)を開催。
バスは扱い慣れているけれど、鉄道は分からないという議員さん達、
ここで登場するメンバーは、鉄道経営の表も裏も知る人々です。
議会「一般質問」のレベルが見違えるほど変わります
2023-1030議員対象セミナー・ローカル鉄道編 pdf詳細案内
地域公共交通政策セミナー(ローカル鉄道編)のご案内
~公共交通の再生に向けた地方議会議員のみなさまのための研修会
10月30日開催
●ローカル鉄道の上下分離方式●廃線か延命か再生か●三セク鉄道の赤字、縮小・廃止 ●JR線
の廃線問題 ●JR線の大幅減便 ●鉄道沿線の活力低下●総合的な交通政策や戦略が必要
●観光振興をめざしている ….. こういった課題を抱える自治体で、都市政策・交通政策・環境政
策・観光政策等にご関心のある議員のみなさまを対象とし、少人数制にて、各々が現場で直面
する実際の課題をお聞きし、触れながら、講演と意見交換を通して、さまざまな視点を提供
国の制度が変わって、芸備線廃止がいよいよ現実的になってきた。1987年の国鉄分割民営化では、JR各社は内部補填で赤字ローカル線を維持する義務があった。2002年6月にJR東日本、2004年3月にJR西日本、2006年4月にJR東海の全株式の売却が完了した時点で、外国人株主は3割近くとなり、赤字ローカル線維持義務は消滅したと考えるが、どこの自治体も見て見ぬふりをしていたとしか言えない。
私はLRT推進運動の中で、JR西日本幹部とも意見交換する場もあり、また自分自身経営者でもあったし、また大学では会計学を学び、国際会計基準策定過程を見ていたから、「完全民営化されたら、トンネルや橋梁の多い赤字ローカル線は維持できない」との本音は善く理解できた。せめて都市近郊の比較的平坦な路線ならば、LRT化によって道路財源を投入し、ブラッシュアップ出来るのではないかと、運動を進めてきた。
LRT推進運動は、まず道路建設と自動車交通に過度に依存する地方を、公共交通重視政策によって、人口減少を防ごうというものだった。従来の鉄道の活用も目指したものだから、一連の流れとして地方鉄道の存続運動と連結して展開した。存続に成功したのが高岡万葉線・富山ライトレール・福井鉄道とえちぜん鉄道・和歌山電鉄・阪堺電鉄など。失敗したのが岐阜・日立など。ただ本格的に市民運動が立ち上がり、行政や地域社会全体が取り組んだところは、ほぼ存続出来ていると思う。吉備線LRT化による自治体関与拡大と大増便などの提案も、その展開の一つだし、大胆にチャレンジしたのが宇都宮ライトレールだ。
今回の芸備線は、「会社設立してでも地元で残そう」という気概が今だにどこにも無い。実は2018年の三江線廃止の存続運動に協力を求められた時、「無理だ」と断った。当時既にJR北海道は路線別収支を発表し始めており、JRグループは連携して赤字路線の廃止に取り組んでいると感じたからだ。しかし地元に熱意と作戦、キーパーソンがいない限り、存続の糸口は無い。
それでも2017年には、次は「芸備線と木次線が危ないな」とますば視察し、2020年には平行する高規格道路をじっくり走ってみた。中国自動車道開通後の、道後山スキー場の全盛期や帝釈峡観光全盛期を知っているから、それらの地域の衰退は、「もう手を打てないまでにきている」と感じざるをえない。この地域は、中国道開通で大観光ブームが起き、鉄道に全く投資をしないまま、まちづくりでも道路中心に展開し、山陽道開通後は通過客が激減して、疲弊した鉄道と地域が残ったという図式だろう。
ただ一つ可能性があるとすれば、岡山県・広島県が作った三セクの井原鉄道が、廃止区間を受継ぎ、資本投下して、各駅には道の駅や公共施設を再配置することだ。井原鉄道ならディーゼルカーを運用しているし、イベント列車の運行実績もある。また姫新線の新見から勝山、津山、佐用までも井原鉄道に移管し、智頭急行線と連携するてのもある。智頭急行や井原鉄道には車両管理技術もあるだろう。今後のインバウンド観光など、我が国に残された数少ない成長産業である観光の産業化を考えれば、これらの鉄道を失うことは、将来の地域の成長の芽を摘むことになる。ほつとくとやがて、道路も維持できなくなる。
毎週ビアガー電やワイン電車を運行していて、「バスではワイングラスは転倒して使えない!」ということだ。現状の通勤通学にも使えない鉄道なら、単なる存続ならやらないほうがいい。せめて1日9便、25km制限カ所への保線の再投資くらいやるべき。北海道新幹線開通で廃止の決定をした小樽・余市では、いま会社を作って存続させ、劇的にコスト改善とサービス水準をアップする企画が進んでいる。
■岡山・真庭市が1億円分のJR株取得へ ローカル線廃止の懸念のなか 2023-0214 朝日新聞
■四国新幹線、近年の動きは? 期成会は東京大会を開催 整備路線への格上げのチャンスか【コラム】 2023-1209 鉄道チャンネル
■経営難のローカル鉄道、再編へ税優遇へ…線路・駅舎管理を3セクに委ねやすく検討 2023-1205 読売新聞
譲渡税については、もう13年前、小豆島のオリーブバス創立時に、大きな負担だと聞いたことがある。RACDA会員でオンブズマン代表の光成弁護士が取材してきたことがある。バス会社が破綻して地域が困っていても、税は容赦なく押し寄せてくる。小さな自治体にとっては大問題だった。だが限定二年で、誘導している面がいいのかどうか。まだまだ制度改革は始まったばかりである。
■地方路線の維持 「やる気」を見せる地元自治体があるならJRもそれに応えよ 2023-1204 yahoo!
■赤字ローカル鉄道沿線の「最適な公共交通」とは? JR九州が議論開始表明、指宿枕崎線3市を”指名” 存廃前提にせず「建設的に」 2023-1201 南日本新聞
芸備線の次は指宿枕崎線という分担なのか。JRグループとしては各地の動きを見ながら、着々と一歩一歩進んでいる。存廃問題のあるなしにかかわらず、各地の独占的地位にあるJRグループそのもののあり方について、国はきちんと議論するべきだ。国が地方のトータルの交通問題について、真正面からぶつかっていないが、それはJRグループ発足の経緯からまだ抜け出せていないからだ。明治以来150年築いてきた鉄道国家日本の再評価をするべき時ではないか。温暖化対策のど真ん中にありながら、そうした発想が政治から出てこないのは、政治の劣化としかいいようがない。
■JR芸備線の再構築協議会 斉藤国土交通大臣「できるだけ早く設置したい」【岡山】2023-1128 OHK
■赤字路線の存廃めぐり「もの言う株主」に 岡山・真庭がJR株取得へ 2023-1128 朝日新聞
■JR6社の業績が大幅回復、それでもJR北海道とJR四国が喜べない「深刻な理由」2023-1128 ダイヤモンド
■「肥薩線」全面復旧時の維持費、市町村負担を6割減 熊本県方針、年間5千万円前後に 24日に提示へ 2023-1123熊本日日新聞
■芸備線の再構築協、知事は参加否定せず 廃線議論の加速に不安も 2023-1122 朝日新聞
■陸羽東線より利用されなかったのは? JR東日本「赤字62線区」の経営状況 2022年度版 2023-1122 乗りものニュース
■進む老朽化 3セク特急「スーパーはくと」のゆくえ 車両更新は「単独では困難」 必須条件いろいろ 2023-1012 乗りものニュース
■公共交通の再生 利便性向上を地域目標に 2023-1008 山陽新聞社説
■「次世代につなぐ地域の鉄道——国交省検討会 提言を批判する」発刊 緑風出版A5判上製/192頁/2500円+税(ISBN978-4-8461-2310-9 C0065) 2023-1007
ラクダZoom会議メンバーの桜井徹さんなど執筆、同じくzoomメンバーの武田泉さんの政府参考人発言も収録
■「鉄道特性発揮できない状況か確認」 JR芸備線、全国初の協議会設置要請に国交相 2023-1006産経新聞
■<考える広場>ローカル線は消えゆくのか? 2023-1001 東京新聞
■ローカル鉄道「再生」へ大変革!? 10月法改正で「鉄道の再構築」ルールが明確化 2023-0930 乗りものニュース

■余市ー小樽間、鉄道存続に向けた民間主導の新会社 「後志鉄道」とはどのような計画か 新着2023-0927 yahoo動き始めた小樽・余市
いよいよ北海道新聞の記事が動いた
■<「鉄路の行方」を考える>1 事情変更の原則 混雑する「山線」なぜ廃止 新着2023-1003北海道新聞
北海道庁主導の廃止の流れは、いくつもの事情が変更された中、再検討するべきであるとの論評。廃止代替のバス運転手確保の困難、国の鉄道支援体制の構築、北海道新幹線の開業延期。
その上に我々はJR北海道の高コスト体質が検証されていないことも指摘しておきたい。また、バス運転手不足は主に、平均年収が100万低い上に激務、クレームが多いなど、職場としての魅力がなくなっている事を指摘しておきたい。こうした議論で、キチンと数字で検証していないのも問題だ。
■「2024年問題」対策 鉄道・船舶の“輸送量”10年で倍増へ 国交省が目標掲げる方針 新着2023-0930 日テレニューr
第20回 全国バスマップサミット in TOKYO 江戸川 開催のお知らせ
2024年2月3日(土) 江戸川区総合文化センターにて開催します。
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