全国路面電車ネットワーク

■2018年の路面電車サミット松山開催に向けて、全国路面電車ネットワークでは、全国の電停でのバリアフリー調査を行い集計した。

 

 

 

 

 

 

 

2018-0114全国電停調査集計表・完成
2018-0114電停・札幌市交通局
2018-0114電停・函館市交通局
2018-0114電停・都電荒川線
2018-0114電停・東急世田谷線
2018-0114電停・富山地方鉄道
2018-0114電停・富山ライトレール
2018-0114電停・高岡万葉線
2018-0114電停・福井鉄道
2018-0114電停・豊橋鉄道軌道線
2018-0114電停・京福電鉄嵐山線
2018-0114電停・阪堺電気軌道
2018-0114電停・岡山電気軌道
2018-0114電停・広島電鉄
2018-0114電停・伊予鉄軌道線
2018-0114電停・とさでん交通
2018-0114電停・長崎電気鉄道
2018-0114電停・熊本市交通局
2018-0114電停・鹿児島市交通局

■市民団体のある都市では、できる限り実地に調査していただき、RACDAで岡山、富山、松山については調査
その他の都市では、Googleマップの電停に貼り付けられた写真やGoogleのストリートビューも参考にした。
調査項目
MU=低床電車の床と同レベルまでマウンドアップされているか
Nog=ノーガード電停
斜路=電停へのアクセスのための斜路等は整備されているか
電停幅=電停概略有効幅(写真で点字ブロックの寸法を参考に割り出した推計を多く含む)
車いす=曲がりなりにも車いすが使えるか、マウンド・斜路・隙間幅
安全柵=電停に安全柵はあるか
屋根=電停に屋根はあるか
ベンチ=電停にベンチはあるか
別記では、バリアフリー団体の指摘で、各社ホームページの車椅子使用可能情報を調査して掲載
鹿児島市交通局のホームベージが最も利用者に分りやすいと分った。九州3社が頑張っていた

■2002年導入の岡山電気軌道MOMO導入時に、国交省道路局に働きかけて、車椅子電停改良に道路バリアフリー化の道路財源を活用できるよう、道路構造令の変更をしてもらって、これで全国の電停は改良できると考えていたが、甘かった。低床電車の導入は1997年から始まっていたが、20年で115輌/701輌中、高床式のバリアフリー対応(世田谷線など)含めて、電車側で車椅子が自力で利用できるのは23%(2022年末で宇都宮ライトレール導入車輌を含めて173輌/708輌)、一方電停側で介助を必要としつつもかろうじて車椅子が使えるのは67%となり、電車側×電停側=車椅子対応バリアフリー率は15.4%ということになる。100年たっても日本では車椅子はほとんど使えないという事実に愕然とした。
■この数字は、松山路面電車サミットにおいて2018年に発表したが、ここまでホームページなどに掲載してこなかったのは、事業者の努力だけでは不可能だと分っており、なおかつ国や自治体でも簡単にいかないことが分っていたからだ。電停の柵工事などの市業者負担はあるし、改正した道路構造令で新設車椅子電停には、車椅子がすれ違える150cm幅の基準があり、車線減少など道路空間の再配分が必要で、道路管理者や警察、地元の同意が不可欠であり、調整に大変な手間が掛かる。結果として各地で毎年1カ所でも改良できたらましなほうという事態になっている。この資料の公表によって、事態が変わることを望んでいる。
■一方、2022年8月の宇都宮ライトレール開業では、新設であるため、当然ながら電車側100%、電停側100%が実現する。実は富山ライトレールではある程度実現していたが、既存の富山地方鉄道乗入れでは、簡単にいかなかった。また伊予鉄や広電、福井鉄道等の事例から、それまで導入した各地の中古の車輌では、車輌幅などの規格が様々で、完全なバリアフリーは簡単では無いと分った。従って全面的に電停改良し、車輌も一度に全部入替えない限り、重量のある電動車椅子対応などは難しい。欧米では一挙に電停改良と新車50両導入などができる、すなわち100億円単位での投資が出来る制度があるが、日本ではなかなか実現しそうに無い。
■コロナ下で疲弊する地方の事業者で、電停改良に大きな投資は難しく、今後は車輌含めてバリアフリー投資は自治体の仕事とするべきだ。だが国交省では大都市圏の私鉄に対して、バリアフリー資金捻出のために運賃値上げすることを許可したが、地方都市ではそもそもそういうやり方では永遠に車椅子対応のバリアフリーなどは実現しないであろう。制度の不備としかいいようはない。駅のトイレ問題と同様に、公共交通機関のインフラの一部として、自治体が主体的に計画し整備していく強い制度財源が必要である。
最後にヴァンソン・藤井由実さんからいただいた、ストラスブールのライトレールの交差点の写真を見ていただきたい。クルマを排除した軌道はトランジットモールになっており、トラムと人、車椅子、ベビーカー、自転車、それにキャリーバックを杖代わりにしたお年寄りが共存している。

全国路面電車ネットワークでは、参議院選挙にあたり、各政党に公共交通についてのアンケートを実施します。
2022-0621参院選公共交通路面電車ネットワーク質問状2
2022-0621参院選公共交通路面電車ネットワーク質問状関連資料

関連記事(中国地方では、ローカル線問題について、一定の反響が報道されています)
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 2022-0703参院選・公共交通路面電車ネットワーク回答1 とりまとめ
 7/4岡山市政記者クラブ、岡山交通記者クラブに資料提供しました。また全国路面電車ネットワークの各地で展開予定です。
7/3 24:00現在到着の情報を先着順で掲載します
立憲民主党  2022-0625参議院選公共交通政策アンケート・立憲民主
公明党    2022-0629参議院選公共交通政策アンケート・公明
日本共産党  2022-0702参議院選公共交通政策アンケート・共産
日本維新の会 2022-0703参議院選公共交通政策アンケート・日本維新の会
自由民主党  2022-0703参議院選公共交通政策アンケート・自由民主党
国民民主党  回答がありませんでした。

各党政策責任者各位

参議院選挙にあたり、公共交通政策について貴党のお考えをお聞かせください。

地域が持続可能な公共交通サービスレベルを再構築するため、国が交付税措置などを検討することが望まれます。また特に地方の少子化対策として、高校生などの通学定期を公費負担とし、家計や事業者の負担軽減を図り、バリアフリー投資や、デジタル投資は公的負担とする必要があると考えます。

市民団体「全国路面電車ネットワーク」では、一昨年のコロナ禍以来、Zoom会議で毎週議論を重ね、2020.10.6「コロナ禍後の地域公共交通に向けた具体策と制度の提案」としてまとめ、全国48団体の賛同を受けて、各方面に呼びかけております。

 

問1(交通弱者の生存権を守る政策)

地方部においては、公共交通の経営が成り立たず、そのサービス低下によるモビリティ喪失への不安が国民の間で高まっています。マイカーを自由に使えない交通弱者の最小限の生活の足を確保するために、国が財政措置をとることに賛成ですか。

【 賛成  反対 】

 

問2(交通弱者の生存権を守る政策のうち特別交付税について)

現在、国は特別交付税において自治体が地方バスの運営に要した経費の一定割合を算定のうえ、バス路線の廃止を防ぐ自治体の補助政策を後押しし、生活の足の確保を期しています。この制度について、貴党の考えをお聞かせください。

【 さらに手厚くするべきだ  現状のままでよい  見直すべきだ  必要ない 】

 

問3(まちづくりのための公共交通整備)

地方都市においてはマイカー依存の進行により、渋滞が深刻になっているほか、都市のスプロール化が進んでおり、生活環境が悪化しています。これらの問題を解決するために、都市部において、鉄軌道を中心としたまちづくりを進めるための国としての地方への補助事業、政策支援を必要だと考えますか。

【 必要だ  必要ない 】

 

問4(通学定期負担)

各公共交通機関においては、児童・生徒・学生には割安な通学定期券が発売されていますが、その割引分に対して公的な補填は行われておらず、それ以外の一般利用者が割高な普通運賃や通勤定期で割引原資を負担しており、公共交通料金を押し上げる一因となっております。

通学定期券の割引原資を、国・地方の文教予算から支出することにより、社会全体で支えることとし、あわせて利用者負担の軽減をはかることについて賛成ですか、反対ですか。

【 賛成  反対 】

 

自由回答欄(貴党の公共交通政策など)

【                                     】

(必要に応じて欄を追加願います)

ご回答ありがとうございました。

※7/3までに下記までご回答お願いいたします

 

回答先および問合せ先

回答はEメールもしくはFAXにて以下までお願いいたします。

ご回答いただいた内容は下記HP等で公開させていただきます。

 

 

全国路面電車ネットワーク運営委員長

(NPO法人公共の交通ラクダ会長)岡將男

E-MAIL : okj165@poppy.ocn.ne.jp

FAX:086-224-0537

TEL:090-3743-4778

 

資料「コロナ禍後の地域公共交通に向けた具体策と制度の提案書」
「コロナ禍後の地域公共交通に向けた具体策と制度の提案」賛同・協力団体リスト

[資料編1~10]は公共の交通ラクダ HP

https://racda-okayama.org/archives/1924

上記ページ内の”全国 NW パワポ資料 2021/6/21”を参照

「質問状関連資料2022年6月21日」

 

<全国路面電車ネットワーク> ■2003年、人と環境にやさしいLRTなどの公共交通整備をめざして結成された情報ネットワーク組織。 ■メンバーは、各地で交通による“まちづくり”に関わり、地方鉄道存続やバスマップ製作などで連携して活動。和歌山電鐵などの存続に寄与。■2004年設立の超党派国会議員の集まりである「LRT推進議員連盟」(現「新交通システム推進議員連盟」)と連携し、「LRT法」を研究、「地域公共交通活性化再生法」、「交通政策基本法」制定につながる。 ■2005年からは「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」の開催を主体的に推進

 

2022年1月28日、LRT都市サミットが開催されました。
市長会議の動画などが公開されています。各地域の取り組みの発表は、興味あるものです。
参加都市は、札幌・宇都宮・豊橋・富山・岡山・広島・松山・長崎・熊本・鹿児島の10都市
なぜか軌道事業者のある町の、函館・東京・高岡・福井・京都・堺・高知は参加していない
次回開催は、宇都宮です。2023年にはLRTが開通しているので、再開発される東口のホールで開催予定です。
LRT都市サミット長崎2022 – YouTube

 

 

 

 

 

 

 

 

「路面電車サミット2022長崎大会」の現地開催がなくなりました。LRT都市サミットの一般公開イベントが中止になり、それに伴い注しとなります。しかし、現地実行委員会から、アンケートが来ています。
ネット開催、もしくはコロナ収束後の現地開催を希望するか、とのこと。
2022-0116記入

「第15回 全国路面電車 サミット 長崎 2022 」
~地域共生 社会での 路面電車 の 関わり ~(仮題)
〈URL〉 http://nagasaki lrt.com
 
西九州新幹線の 部分開業 で、長崎の鉄道事情も大きな変革期を迎えております。さらにコロナ禍において公共交通機関と地域との共生など、路 面電車に限らず 他 の 公共交通との連携など も、 大きなテーマになっていくものと思います。この機会を活用し、愛好団体や事業者、行政による貴重な意見交換の場を提供できるよう企画しております。
新着
■第15回 全国路面電車サミット長崎大会2022
開催日:2022年10月29日(土)・30日(日)
◯主催:全国路面電車サミット長崎大会2022実行委員会 (長崎路面電車の会、長崎きしゃ倶楽部、長崎都市・景観研究所、ながさきダンカーズ倶楽部、まいにち長崎等長崎の市民団体で構成しています)
■開催概要
◯総会:10月29日(土)13:30~16:00(予定)   ※活動報告、トークセッション、資料展示など
◯懇親会:10月29日(土)18:00~20:00(予定)
・総会・懇親会会場 ホテルニュータンダ(長崎市常盤町2−24)  ※アクセス:長崎電気軌道「メディカルセンター」下車徒歩3分
◯記念イベント:10月30日(日)午前中 特別遊覧電車運行・浦上車庫内での撮影会を予定(概ね1時間程度)  
※詳細については調整中の為追ってお知らせいたします。
■参加費用 ◯総会・記念イベント お一人2,000円 ※こども料金はございません。 記念イベントのみの参加はできません。  
※総会のみ参加の場合も同額となります。
◯懇親会 お一人5,000円同じ会場です。

【お問い合わせ・連絡先 】長崎路面電車の会 事務局担当:桑原 淳志〈Mail〉j4kuwa8a@gmail.com

第10回「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」in 滋賀のご案内

以下により大会を開催し、また研究発表大会の論文を募集します。ふるってのご応募をお待ちしています。

【大会概要】

開催日:令和3年7月17,18日(土,日)

会 場:オンライン開催(開催地:立命館大学 びわこ・くさつキャンパス)

【研究発表概要】

申込締切:5月10日(月)  論文締切:5月31日(月)

論文分量:A4の2ページ(所定様式のフォーマット)

発 表 料:1件当り4,000円

詳しくは以下をご覧下さい。所定様式のWordファイルをダウンロードできます。

http://www.yasashii-transport.net

(1) 第10回 人と環境にやさしい交通をめざす全国大会 in 滋賀2021 | Facebook

ご自由に、また積極的にお知合いにお声掛け下さい。

第10回「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」in 滋賀 論集編集委員会

ronsyuu3@gmail.com

←コロナ禍・関連情報をまとめています

全国・路面電車ネットワーク 事務局

(窓口)E-mail : info@yasashii.transport.net(交通まちづくりの広場)

「新型コロナウィルスによる交通崩壊を防ぐための緊急アピール」に関する問合せ先
アピール賛同団体リスト
運営委員長 岡將男(RACDA岡山会長) E-mail : okj165@poppy.ocn.ne.jp  TEL : 090-3743-4778

<全国・路面電車ネットワーク>        全国路面電車ネットワークの歴史 新着
■1993年第1回路面電車サミットが愛好団体、事業者により開催。1997年第3回岡山大会で「路面電車愛好支援団体協議会」としてLRT新設、バス連携など350人を集めて、建設省・運輸省・国会へのロビー活動も開始、これが母体となる■2003年、人と環境にやさしいLRTなどの公共交通整備を目指してネットワーク正式結成。■ネットワークメンバーは、各地で交通による“まちづくり”に関わり、地方鉄道存続やバスマップ製作などで連携して活動。万葉線、富山ライトレール、和歌山電鐵など存続に成功。■2003年には構成団体の一部でバスマップサミット開催。■2004年設立の国会・LRT推進議員連盟(現・新交通システム推進議員連盟)と連携し、「LRT法」を研究「地域公共交通活性化再生法」、「交通政策基本法」制定につながる。■2006年からは「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」の開催を主体的に推進。

緊急アピール報告書 ① 4/29版 ② 5/13版 ③ 5/20版 ④ 6/5版  ⑤7/5版 ⑥10/7版 ⑦12/2版 ⑧12/23版  2021/10/27版新着
全国LRT検討状況リスト2018-1211 全国LRT検討状況リスト2022-1231
全国低床電車導入リスト2018-1211
全国路面電車電停バリアフリーリスト2018-1114

緊急アピール賛同団体のURL  2020年5月14日 現在調べ
全国  人と環境にやさしい交通をめざす協議会(交通まちづくりの広場)
全国  NPO法人 エコエネルギーによる地域交通システム推進協会(AREEV)
全国  NPO法人 全国鉄道利用者会議
全国  クルマ社会を問い直す会
北海道 札幌LRTの会
北海道 NPO法人 ゆうらん
北海道 LRTによる人と環境に優しい街づくり研究会<札幌・帯広>
北見  石北沿線ふるさとネットワーク
函館  函館鉄道環境活動部 (四季島の会)
八戸  八戸の歩き方<交通情報サイト>
八戸  八戸鉄道・バス研究会
秋田県 NPO法人 秋田内陸線沿線地域エコミュージアム会議
関東  持続可能な地域交通を考える会 (SLTc)
関東  わたらせ渓谷鐵道市民協議会<桐生・みどり・日光>
栃木県 雷都レールとちぎ<宇都宮・芳賀町>
群馬県 上毛電鉄友の会<前橋・桐生>
群馬県 のりのり学会
群馬県 2015年からの生活交通をつくる会
前橋  交通からまちづくりを考える会前橋
千葉県   生活バスちばにう友の会<鎌ヶ谷・白井・船橋・印西>
東京  環境経済研究所
東京  世田谷交通研究会
東京  都電網研究会
横浜  NPO法人 横浜にLRTを走らせる会
横浜  横浜の公共交通活性化をめざす会
横浜  横浜交通まちづくり協議会
川崎  川崎の交通とまちづくりを考える会
富山県 呉西地区交通まちづくり市民会議<高岡・砺波・南砺>
高岡  路面電車と都市の未来を考える会・高岡(RACDA高岡)
高岡  戸出地区未来創造異脳種会議「戸出によっといで」
金沢  金沢・LRTと暮らしを考える会
金沢  LRTでつなぐ会
福井  NPO法人 ROBA(ふくい路面電車とまちづくりの会)
ROBAニュース(2022-10で249回)新着
東海  天浜線サポーターズクラブ<掛川・森町・浜松・湖西・豊橋>
静岡  LRTで結ぶ会<清水>
いなべ 北勢線とまち育みを考える会(ASITA)
関西  NPO法人 KOALA京都・大阪>
滋賀県  おおつ交通まちづくり推進会<大津・草津>
大阪  日本橋にトラムを通してにぎわいを進める会
大阪・堺 NPO法人 RACDA大阪・堺
堺   未来へつなごう!堺チン電の会
兵庫県 粟生線の未来を考える市民の会<三木・小野・神戸>
奈良  奈良LRT導入委員会
岡山  NPO法人 公共の交通ラクダ(RACDA岡山)
広島  路面電車を考える会 (山根ミュージアムとして、全国のLRTの流れを保存しています)
路面電車を考える会facebook
高松  鉄道模型グループ「ターミナル」
高知  高知の電車とまちを愛する会
沖縄  バスマップ沖縄


全国路面電車ネットワーク構成団体のホームページ
豊橋  とよはし市電を愛する会  6/5  リニュアル


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