お知らせ

福山市「バス1週間無料」キャンペーン実施、相次ぐ路線の休廃止に利用促進へ一手…誰でも何度でも乗降可能 新着 2024-1217 読売新聞
新潟市市内バス無料デー 11月10日(日曜日)新着2024-1022
よなご公共交通ふれあいフェスタ・運賃無料デー 新着2024-1019

 11月10日(日曜日)10:00~15:00 米子コンベンションセンター
バス電車無料デー 利用者が最大1.7倍の15万人超 長崎市分析「潜在需要が判明」新着2024-1018長崎新聞社

バス・電車100円ウィーク 熊本 2024-0205 熊本市

「浮いた分ランチ行ける」勝山ー岡山間のバス料金も2220円→200円に!市内走る路線バス「最大200円」キャンペーン始まる【岡山】 2023-1201 RSK  岡山市公共交通網形成協議会の翌日からの実施ということで、まずはゾーン運賃の社会実験というところか。
赤字の北上線、JR東で初の「無料」乗車キャンペーン…駅長「普段はないにぎわい」2023-1115 読売新聞
岡山市~岡山県北・真庭市間も200円に…岡山市が”路線バス運賃最大200円キャンペーン” 2023-1024 OHK
岡山市は公共交通の利用促進などを目的に市内を走る路線バスの運賃を最大で200円にするキャンペーンを2023年12月1日から期間限定で行うことになりました。
岡山市内に路線網を持つ宇野バス、岡電バス、下電バス、中鉄バス、中鉄北部バス、東備バス、八晃運輸、備北バス、両備バスの9社の路線が対象で、(高速バス、コミュニティバス、岡山空港と倉敷駅を結ぶ直行便のリムジンバス、下電バスの興除営業所から倉敷駅・倉敷成人病センター間は除きます)通常と同様に運賃を支払いますが、200円を超える運賃は岡山市が負担します。
例えば、主な路線では岡山駅発着の場合は東山電停前、岡南営業所、今村宮、万成、明誠学院前、玉柏の各バス停以遠では通常より安くバスを利用できます。市内発着の対象路線のうち、最も運賃が高いのは中鉄北部バスの天満屋バスセンター~真庭市勝山の2220円ですが、こちらも運賃が200円になります。このキャンペーンは12月1日から2024年1月3日までの34日間行われます。
「運賃無料DAY」も対象 鉄道会社に聞く秋の行楽おすすめ路線 岡山電気軌道(路面電車)【岡山】 2023-1007OHK
2023年も岡山市が夏と秋に「運賃無料デー」2023-0510 岡山放送
8月6日(日)、9月3日(日)、10月8日(日)、11月3日(金・祝)、11月5日(日)のあわせて5日間
岡山市電車バス無料デーの経済効果など発表 2023–0411 岡山市HP
令和4年度の岡山市の路線バス路面電車無料デーの効果と経済分析が発表されました。
概ね2倍程度の利用があり、特に外出しなかった人の誘発効果があり、市街地の経済効果も明らかになりました。
 なおここでは、逆に郊外の観光地、牛窓などへの回遊数はカウントされていませんが、常に一定のキャンペーン効果は見られ。
 電車バスを使うきっかけになったことは間違い内容です。2023-0411freeday_report9

バスは来年パルマで市民カードを持っている人のために無料になります 。 これは月曜日にパルマ市長のホセ・ヒラによって発表され、バレアレス政府のモビリティ・住宅大臣であるジョセップ・マリが同行し、市営交通会社(EMT)がこのチップを補うために約20万ユーロを受け取ることを指定しました。 このようにして、市内に市民カードを持っている人は、2023年を通してパルマのEMTのバスで無料で旅行することができます。お持ちでない方は、チケットの料金を支払う必要があります。 この措置には2つの目的があります。ヒラは、一方ではウクライナ戦争に起因する価格の上昇に直面した家族を支援することを目的としており、他方では持続可能なモビリティへの取り組みであると説明しました。2023-0201

公共交通が無料になった!赤字のバスやモノレールをあえて乗り放題にした北九州市「便利さを実感してほしいから」2023-0904RKB
岡山市からの路線バスなら遠距離でも200円に…冬に利用促進のキャンペーン実施へ【岡山】2023-0830 OHK
北九州市内で公共交通無料デー 9月~11月で3回実施 福岡県内で初の取組 2023-0804 鉄道チャンネル
長崎バスマニアの中学生 全路線制覇に挑戦! 「運賃無料デー」に ひたすら揺られ続け 2023-0629長崎新聞
運賃無料イベントで見えた地域公共交通の「未来」 とさでん交通「無料・ワンコイン施策」成果は? 2023-0502東洋経済
■宇部市は5/5の新川まつりに、路線バス無料デー2023-0402情報
島根大学の学生にバス無料チケットを配布…ただし新入生限定!その狙いはバス利用予備軍の育成 2023-0407山陰放送
神奈川中央交通、4月1日より小児のバス利用運賃を一律50円に 「小児IC」利用で適用 2023-0224 AMP

◆佐賀県:県内全ての路線バスが週2回”無料”に 歩くライフスタイルで新たな「まちの魅力」に気付いて
◆長崎:「バスや路面電車を8日間無料に」長崎市が臨時議会に提案 公共交通利用促進と生活負担を軽減
◆宇都宮市:脱炭素化「世界初」目指す 公共交通、30年までに
◆富山:庄川?井波に無料バス 月、金曜限定 あす実証実験開始
◆丸亀市、フェリーやコミュニティバスで「旅客運賃無料キャンペーン」を2月末まで実施中

コロナ下で鉄道バスのサービスレベルを「お客様のご利用状況に合わせて」減便するのが、妙にトレンドになっている。また雪や雨で予防的に止めるのが当たり前にもなってきた。
そもそも安全確保は大事とはいえ、一方で自動車を利用できない人、高校生、高齢者、旅行者、病弱な人々にとっては、電車バスは生活や命を繋ぐものでもあるはず。規制緩和以降の運輸行政と事業者の姿勢、自治体の姿勢は、「最小限の足の確保」に汲々として、「本来公共交通に必要なサービスレベル」を確保しなくなっている。典型例は、鉄道のトイレや駅舎の撤去だろう。自らの優位性をかなぐり捨てて、一方で「駅ナカビジネスにいそしむJRグループ」の姿は、悲しくもある。
かつて鉄道マンもバスの運転手も、あこがれの職業だった。いまいる事業者の幹部にも、鉄道やバスの使命感に誇りを持って入社した幹部はまだいるはずだ。新自由主義に毒された資本の論理にたいして、現場でも立ち上がってほしいものだ。

昨日入稿したRACDAの広報冊子「クリーンモバイル岡山倉敷連星都市圏3」では、鉄道バスのサービスレベル論議が沢山ある。是非ともこの議論に参加し、全国の悪しき流れを断ち切っていただきたい

「時刻表が薄くなる日」発刊 上岡直見 緑風出版
日本の鉄道創業から150年にあたる2022年、長年築き上げた鉄道ネットワークを破壊しかねない政府の方針が提示された。輸送量の少ないJRローカル線の廃止を促進する内容である。一方でJRは一人百数十万円の料金で豪華なクルーズトレインを運行している。
「一生に一度は乗りたい列車」より「一生乗り続けられる列車」を走らせるべきではないのか。このままでは新幹線と大都市の通勤路線しか残らず「時刻表が薄くなる日」が迫っている。鉄道の活用による持続的な交通体系を考える

常識だと思っていたことが実は、(世界の鉄道の常識)2023–0808 山陽新聞社説
 常識だと思っていたことが実はそうではなかった。そんな気付きは時折あるだろう。先に岡山市であった金山洋一・富山大特別研究教授(都市・交通政策)の講演も驚きだった▼JR四国は、瀬戸大橋線を含めて全路線が赤字である。路線存廃の協議も提案されていて、経営は極めて厳しい。それでも、1キロ当たりの輸送密度はスペインより多いなど、欧州の国々からすれば普通のレベルで、卑下する話ではないという▼その欧州では、10万人規模の都市でも頻繁に列車が走るなど鉄道が便利だ。日本のように運賃収入で採算を取るのではなく、公共サービスとして行政が責任を持ち関与する。それが世界標準であり、公共交通を無料にする都市も出てきた▼日本には東京や大阪など世界の中でも巨大な大都市圏があり、鉄道が民間の採算ベースでも成り立った経緯がある。世界でもまれな状況と言える▼そんな大都市圏を基準として公共交通政策を決めることの弊害を金山氏は指摘する。もし欧州に日本方式を当てはめたなら、多くの鉄道が廃線になるだろう、と▼日本では今まさに、地方路線を中心に廃線や減便など、交通崩壊の危機に直面する。「今後、地域がどう衰退していくのか、世界の都市・交通の研究者が注目する壮大な社会実験だ」。“ガラパゴス化”した日本方式への警鐘だろう。

国交省が「ベビーカーからのお願い」を発信。子ども用車いす、2人乗りベビーカーへの理解も呼びかけ 2023-1109ハフポスト
利用されない指定席券売機 やっぱり「駅の窓口廃止」は間違っている 2023-1110 ビジネス
島原鉄道「退職者が出たので運行できません」昼夕の3往復を運休へ 運転士不足が深刻化 長崎  2023-1005 乗りものニュース
「四国新幹線」実現へ加速か!? 愛媛県がJR西日本に直接要望へ 新大阪~松山「たった1時間半」 2023-1001乗りものニュース
■沖縄の修学旅行 バス1200台分が手配できず 深刻な運転手不足 コロナ禍の退職で従業員戻らず車両削減も影響 10-12月試算 2023-0929 沖縄タイムス
■「赤字ローカル線」再構築、“最適解”はどれだ…国・自治体・鉄道で探る  2023-0929 日刊工業新聞
ローカル鉄道「再生」へ大変革!? 10月法改正で「鉄道の再構築」ルールが明確化  2023-0930乗りものニュース

■町に200近くも橋があって「便利さ保てない」 人口減で税収減見込まれ、膨らむ修繕費用懸念 老朽化した橋の規模縮小へ 2023-0929信濃毎日新聞
■背景に“年収の低さ”も…運転手不足で全国でバス減便『2024年問題』を前に深刻化 2023-0928 テレビ朝日
■突如訪れた衝撃!! バス事業廃業という現実がヤバすぎる!!  2023-0927  ベストカー
■日本中の撮り鉄が殺到!?引退間近「伯備線」国鉄型車両の超レア度 2023-0923 アサ芸プラス
■六角精児さん「芸備線の今後、住民が考えてほしい」 昨年プライベートで乗車し感じたこと 庄原市でローカル線シンポ 2023-0923中国新聞
■動き始めた「四国新幹線」“機は熟した”…本当に実現する?そもそも新幹線は必要?  2023-0909 南海放送
■四国新幹線の推進「ハードル高い」 岡山県知事のバッサリ発言にみる、埋めようのない四国・岡山の温度差 2023-0725Merkmal
瀬戸大橋線岡山市内の複線化さえ出来ていない。これをやれば、岡山都市圏の強化になるだけでなく、四国連絡特急の時短、10分程度は短縮される。四国内はまずは予讃線高速化だ。今治回りが30分余分になってるので、小松からトンネルで抜く。あとカーブ改良や行き違い施設増加、最高速度160kmで、岡山松山は90分には出来る。高知徳島に新幹線は厳しい。。
要するに、在来線高速化にもっと大胆に新幹線予算を振り向けて、「新幹線」て呼べばいいのだよ。制度設計の問題。
サンプルはホクホク線だが、トンネルばかりじゃ、観光には向かない。山あり谷ありの景観は、観光にはいいが、崖と谷で崩れやすい。
毎年香川県経済同友会は、岡山経済同友会との懇談会に、香川県側は四国新幹線を持ってくるが、岡山側で反応してるのは私一人。高速化さえ望む動きは岡山側にはないが、四国新幹線は本当は、首都岡山には大きなメリットがある。フル規格は全く必要ないが。
■「ほぼ全社赤字という大変な状態」全国の公共交通経営者らが円卓会議 国などへの提言まとめる 岡山 2023-0810 KSB
利用客の減少で厳しい経営が続く地域公共交通の経営者会議が岡山市で開かれ、国などに制度改革などを求める共同提言を発表しました。会議は両備グループのシンクタンク地域公共交通総合研究所が呼び掛けたものです。オンラインも含め、北海道・広島・愛媛・熊本などの私鉄やバス会社の経営者ら8人が出席しました。2023年5月から6月にかけ研究所が行なったアンケート調査では、3分の1の事業者が「コロナ禍による赤字を回復するのは不可能」と回答しています。そして、補助金による赤字補填から、自治体が車両などをリースし民間が運営する「日本型公設民営」へ移行すべきなどといった国などへの共同提言を発表しました。(地域公共交通総合研究所/小嶋光信 代表理事)「経営が成り立つような新しい仕組みですね。生活をしていくためにお役に立つような移動というものは、何かということの提言をしっかりしていきたい」会議では、各事業者から路線バスの赤字額と補助額のギャップや、ドライバー不足などの課題が報告され、議論されました。
(コメント)各地方の有力バス会社の経営者が一堂に会して、一般公開で実態を発表したのは、圧巻だった。企業の本音が本当によく分かったが、各社の社長が束になって国交省に「お願いする」という側面がどうしても目立ってしまった。やはり民業中心で、採算をおっかける日本独特の事情の問題点が、むしろ顕在化したとも言える。しかし西鉄、熊本、広島などではサービスレベルを上げる取組みやまちづくりとの連携の動きがあり、それぞれの社長達が情報交換したことは意味があるかもしれない。だけれども、本当はここにJRグループが入っていればとおもう。次回は是非、この諸都市の自治体局長クラスの討論を聞きたいものだ。

■住民の要望受け、千葉県君津市で廃止した路線バス区間が復活 2023-0905朝日新聞
■駅から高校まで4km…滋賀・米原市が通学支援、定期券配布の実証実験 2023-0905 毎日新聞
■踏切トラブルで「ことでん」社長が辞任 交通再編の旗手でも苦境…ローカル線に未来はあるか 2023-0904デイリー新潮
みどりの窓口閉鎖で「駅が不便になった」 替わりの券売機プラスは待ち時間長く記者も閉口 2023-0828 中国新聞
■地方で「病院に行くアシがない」問題も噴出! いま全国的に路線バスの運行本数が減少しているワケ 2023-0822 Cartop
京都を襲う「タクシー絶対不足」 観光公害でお盆も大混乱、「全然捕まらない」と悲鳴が上がった一部始終とは 2023-0822 Merkmal
ローカル鉄道の存続に愛媛県知事「国会議員は声を大にして暴れてほしい」 “赤字路線切り捨て”の動きに警戒感 2023-0810アイテレビ
■東海道新幹線 車内販売が消える2023年に想う、そのショックの先にみえる新たな新幹線利用スタイル 2023-0813 鉄道チャンネル
さすが鉄道の旅を単なる「輸送」と考えているJR東海らしい、サービスカット。トンネルばかりのリニアに、旅の楽しみはあるのか、なんて、考えないのだろう。内田百閒は東海道新幹線が出来たとき、「そのうち人は、ほとんどの時間を移動ばかりしていることになりはしないか」と述べた。また「世の中には何でも知ってる馬鹿がいる」とも。まさに情報化社会を象徴している。
赤字ローカル線の惨状、本当に「人口減」が原因か 2023-0623 東洋経済
まさしく同感。人口減の原因がむしろ、公共交通衰退であると思える。
北海道新幹線「並行在来線」問題 現状放置で地域衰退の道庁政策姿勢が厚労省セミナーで浮き彫りに 2023-0804 Yahoo!
スト実施のバス会社、非正社員にも夏賞与 「同じ仲間」労組の要求で 2023-0804 朝日新聞
高速はこだて号、大幅減便の衝撃 北海道のドル箱路線にいったい何が!? 2023-0803 yahoo!
■ローカル線の存廃議論含む「協議会」JR西が設置要請へ 全国初表明 2023-0802 朝日新聞
■中国ジェイアールバス㈱ 公共交通計画推進に影響懸念 来年3月末で路線バス撤退か 2023-0801 日刊新周南
■「赤字ローカル線は即廃止」 ネットにはびこる“採算論者”に決定的に欠けた公共的思考 2023-0730 Melkmal
■「バスは地域の足」新潟市内のバス運賃 9月から“値上げ”で問われる持続可能な公共交通のあり方 2023-0728 新潟放送
<社説>並行在来線 経営分離、枠組み見直せ 2023-0727 北海道新聞
ついに北海道新聞が、社説で小樽余市などの存続再検討を取り上げる
新幹線で成り立っているJR東日本「黒字の路線で赤字の路線を支えたくない」ならば見直すべきポイントとは 2023-0722 Yahoo
函館線、貨物維持へ 函館―長万部間 4者合意、新幹線延伸後も 有識者会議で課題議論 2023-0719  北海道新聞
「九州の鉄道」が豪雨に弱い理由、利用者少で対応迫られる“5つの路線” 2023-0718 ダイヤモンド
東京・神田に「木次線スイッチバックの巨大ジオラマ」がやってきたぞー!!2023-0718 Yahoo!
■鹿児島市などで運行のスクールバス 一部廃止・減便検討 鹿児島交通 2023-0711KTS
■“新潟交通”の路線バス運賃 新潟市内210円⇒260円の申請に…「値上げ幅大きすぎる」 審議会で議論 2023-0710 新潟総合テレビ
■バス・タクシーが荷物を運び、トラックは旅客を運送!「貨客混載」解禁、運転手不足・過疎地域への配達…打開策となるか 2023-0708東京FM
■「現実直視を」「営業努力が足りない」…赤字ローカル線の存続巡り、市長とJRが応酬 2023-0707 読売新聞
デマンド交通で、運行費用は本当に安くなるの? 2023-0705 公共交通トリセツ塩士圭介
■JR「みどりの窓口」駅から姿を消すのはなぜ 発券の待ち時間増えたか 2023-0629 京都新聞
■バス・タクシーなどの乗務員不足を解消 両備グループが約200人を一括採用へ 2024年問題も見据え 2023-0628KSB
■「JR北海道が42駅廃止検討」報道、宗谷本線の駅がごっそり消える? 2023-0626 マイナビニュース
■千歳の路線バスが24時間のストライキ その背景には一体何が?従業員らの低賃金そして安全への疑惑 2023-0612 そだち
■四国新幹線「四国4県が岡山ルートに賛成」香川県の池田知事「四国が一丸になって早期の実現へ」 2023-0605 RSK
■四国新幹線のルート案が「岡山ルート」で一本化 JR四国社長「実現へのハードルは下がる」  2023-0530 KSB
■日野自動車 三菱ふそうトラック・バス 経営統合で基本合意  2023-0530 NHK
■新車両Urara 7月運行開始 JR岡山支社、山陽線などに導入 2023-0529 山陽新聞
■公共交通「国主導」で再構築議論 JR予土線県内沿線3市町長 廃線の動き加速警戒(愛媛) 2023-0529愛媛新聞
■低迷続きの福岡「七隈線」が、たった「1.6キロ」の延伸で「超混雑路線」になったワケ 2023-0528メディアビジネス
■日田彦山線BRT、1日32本運行 鉄道時代の1・5倍  2023-0526 産経新聞
■赤字ローカル線の行方は… 「地域公共交通の再編」議論進む 高松市で全国初の説明会【香川】 2023-0525 OHK
■「街から高校生がいなくなる」少子化の影響を受ける地方都市 地元の高校サッカーチームが取り組む対策とは 2023-0524SPORTIVA
■「非運輸部門を4割に引き上げ」JR西日本長谷川社長 関西プレスクラブ講演 2023-0524 産経新聞
■「駅の郵便局化」拡大へ 日本郵便が運賃の精算なども 2023-0511乗りものニュース
■台湾の列車とクレーン衝突事故、監視カメラ映像から分かった衝撃の事実― 2023-0511 独メディア
飛行機の自動着陸のカテゴリー3は実現してからもう数十年たつが、パイロットが3人から2人に減っただけだ。そもそも乗客を乗せる大量輸送機関では、専用軌道以外は自動運転は危険だ。だが今回の事故では、事前想定をどこまでやるか、その感知のセンサーはどうあるべきかが問われると思う。まだまだ機械は人知に及ばないことを示したと思う。
■北海道、リゾート化と縁遠い「旧胆振線」の疎外感 新幹線開業後は函館本線も代替バスの倶知安側 2023-0504東洋経済
■JRローカル線減便でやむなくバス下校 週2回、兵庫・赤穂の小学生 停留所多く帰宅に時間、低学年だけの乗車区間も 2023-0427神戸新聞
■どうなるJR四国の路線 国の方針に愛媛県知事「乱暴すぎる」  2023-0427 あいテレビ
■北海道の貨物網存続、国やJRなどが協議 6月に論点まとめることに 2023-0426 朝日新聞
■JR四国3路線4線区、存廃議論の候補に 予讃線海回りなど社長意向  2023-0425 朝日新聞
案の定というか、法改正を待ち構えていたみたいな事だよ。鉄道大国だった日本国が、鉄道を放棄している典型だね。
狭くて細い国土の日本では、鉄道は温暖化対策としても、エネルギー対策としても、もっと活用されてしかるべきだ。
いち民間企業のJRが、国の将来を決めて良いのか、国の関与が薄すぎる。
■路線バスが“24時間ストライキ” 「終日運休」貼り紙に住民困惑 2023-0425 テレビ朝日
五年前に岡山でのストを必死で止めて、無料ストを提案したけれど、是非無料デーにして欲しかったねえ。
■東急の五島慶太が計画した「札幌急行鉄道」の全貌 公設民営制度が進化、「構想復活」の可能性は? 2023-0425 東洋経済
■食堂車も2階建て車両も反対を押し切って廃止した故・葛西敬之氏の「ヤバすぎる合理的経営」  2023-0422 現代ビジネス
東海は新幹線会社、西は不動産会社、九州はななつ星会社、東は東京会社、そして北海道は何も目指さなかった。さてさて、四国位は「地域会社」を目指して欲しいね。結局、30年の総括をせず、未来のレールを引けない現状だ。国はチャントJRを指導しなさいよ。
ところで、内田百閒は「食堂車にはスピードという味付けがある」と言った。鉄道文化論と対極にあるのが、東海道新幹線だ。
■貨物新幹線、積替基地の構造を公表。JR貨物が駅施設の特許出願 2023-0420 タビリス
■遅延ひどすぎて「ダイヤ分割」近鉄バスが実施 途中の駅前バス停で「無料乗継」対応へ 2023-0417 乗りものニュース
■「バス運転手不足」首都圏でも顕在化 小湊鉄道が路線バスを大規模減便 高速バスも (msn.com) 2023-0415乗りものニュース
■JR赤穂線 備前片上ー長船の運行本数、3月改正前に復元 5月8日から、高校生の利用見込み 2023-0414 山陽新聞
おそらく備前市fJR西日本に掛け合ったのだろう、本来地域がJRともサービスレベルを協議しないといけない。いい兆候だ。
■バスが2時間に1本「つらかよ」 需要あっても細る地域交通  2023-0407 西日本新聞
■「早く行け殺すぞ!」増加する“交通カスハラ” 背後から蹴られ・首をつかまれた…業界実態調査 働く人の約5割が「迷惑行為にあった」2023-0407 FNNプライム
■JR四国の新たな顔は外国製に? 国際調達される「新型ハイブリッド式気動車」とは 新着2023-0405 乗りものニュース
■【日本ハム】新庄監督が語った新球場の課題「今のままなら7、8回で席を立つ」神妙な面持ちで… 2023-0327 東スポ
■関西、住みやすさ磨け 関鉄協都市交通研・正司健一所長
 2023-0301 日本経済新聞
創立時からのRACDA会員の庄司さん登場、内田百閒顕彰会以来、知遇を得ている
■「もっと遅くまで走らせて」 終電の「繰り下げ」ローカル線で相次ぐワケ しぼんだ深夜に打って出る 2023-0301 乗りものニュース
■赤字は当たり前 元国鉄・元JR「三セク鉄道」が生きる道 2023-0225 毎日新聞
「余市―小樽間」路線バスの現状、鉄道20分に対してバスは50分 2023-0224 CREATORS
■なぜラッシュ時間帯の本数を減らしてしまうのか…鉄道会社が”ダイヤ改悪”に踏み切る切実な事情 2023-0224プレジデント
■終電「51分繰り下げます」 異例の大幅ダイヤ改正 ことでんが踏み切った理由 202-0224乗りものニュース
■「サイクルトレイン」導入へ鉄道各社始動 観光や買い物で新たな需要開拓へ 2023-0222 産経新聞
「余市ー小樽間」鉄道再生は可能、協議会で黙殺された有識者提案 2023-0217 CREATORS
■【鉄路と生きる】福島県7割、市町村3割案 磐越西線復旧費 地元負担4分の1に 鉄道軌道整備法適用へ 2023-0217 福島民報
運行本数は週わずか2便!かつて存在した夕張鉄道(夕鉄バス)の幻のバス路線 2023-0214 Yahoo!
■“乗りすぎないでおくれやす” 京都で「バス1日券」廃止のなぜ 2023-0210  NHK
■「利用者減と運転手不足で年間走行距離の維持は困難」新潟交通が市に理解求める 2023-0210 新潟放送
運転手不足は原因でなく、低い給与と報いられない労働の結果だ。それを効率化とかで解決できるものではない。地方の公共交通を守るという後ろ向きな取組みでは無く、魅力有るサービスを提供し、やりがいのある職場にしなければ、この国の衰退は止まらない。
赤字路線】存続の危機…JR大糸線 魅力発信へ 地域おこし協力隊が模索【新潟】 2023-0209 新潟テレビ
「攻めの廃線」とは何だったのか!?鉄道路線消えた夕張のその後 2023-0206 Yahoo!
■「混雑で疲れ果てる」「ひどい」福岡都心のJR減便、相次ぐ苦情  2023-0205 西日本新聞
ナショナルミニマム不在の医療・交通シンポジウム2/26   2023-0206 島根大学附属病
申し込みはホームページから

■まるでバス停? JR四国が進める駅舎の簡素化めぐり、異論続出 2023-0204日新聞
鉄道に期待するのは、バス並ではないということ。鉄道と場の役割の違いを自覚するべきだ
バス免許保有者の81%が50代以上、「鉄道の廃止」で地域交通崩壊の危険  2023-0202 CREATORS
■JR山陰線など赤字4路線…兵庫県が利用促進策『定期券購入補助』『観光ツアー』など 2023-0202 MBS
一見進展したように見えるも、これではまだまだ手ぬるい。
■『観光客で混雑して市民がバスに乗れない』批判相次ぎ…京都市バス「1日券」を廃止へ  2023-0201 MBS
折角の利用者を制限しようとするのは、逆行だろう。京都のしない観光には、本来トラム建設が必要だ
■山陰本線から交通革命が起こる? 自治体団結「交通連合」、ローカル線を救うため事業者依存から脱却だ 2023-0131 Merkmal
交通連合や共同経営も必要だが、そもそも国の姿勢が問われている
■四国新幹線、実は各地に存在する「敷設への伏線」 線路用地や不思議なトンネル、瀬戸大橋にも  2023-0130 東洋経済
■暮らしを支える交通政策(8) 「PSO」でサービスを担保  関西大学教授 宇都宮浄人 2023-0126 日本経済新聞
■ローカル線存続へ議連 3月に発足 沿線8市町、利用促進など連携 2023-0126  山陽新聞
■“運賃無料デー”や“ご当地ガチャの設置” 赤字路線の利用者アップへ アイデア捻出【岡山】2023-0126 岡山放送
■駅から徒歩1時間の場所に県庁!?57年前、何をするにも不便な場所に移転した理由とは 2023-0126 CBC
最強寒波で列島大混乱 専門家が指摘「この程度の雪でこんな大混乱になる鉄道になってほしくない」
2023-0126 スポニチ

RACDAは1995年10月に路面電車環状化を目指して、岡山商工会議所の別働隊として設立され、2009年の法人化。

RACDAの提案「歩いて楽しいまちづくり・交通ラクダ運動」は全国ネットワークとなり、交通・環境・バリアフリー・まちづくり等約50団体が連携し、今年も第15回全国路面電車サミット2022長崎大会第19回全国バスマップサミット松江大会を開催しました。

さらに「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」では、国会新交通システム推進議連とも連携して、交通政策基本法などの制度財源整備にも関わってきました。この間富山ライトレールや今夏の宇都宮ライトレール開業、和歌山電鉄存続など、全国ネットワークの成果もあります。 

岡山でも県庁通りや西川緑道公園、岡山城後楽園周辺の歩行者空間整備がほぼ完成し、路面電車岡山駅前乗入もこの1/10着工、環状化も検討中です。
RACDAでは平成6年に岡山商工会議所がまとめた「人と緑の岡山都心Ikmスクエアー構想」の精神を継承した「クリーンモバイル都市・岡山をめざして」を2010年と2015年の2度発行しました。岡山市の中心市街地活性化は、地価の上昇、賑わい創設では一定の成果が出ていますが、周辺への波及が課題です。
今回コロナ後のJRを含めた公共交通の制度財源のあり方、中枢都市圏の再設計、さらに国のあり方まで、全国の専門家から学生までの有志50人が参加し、毎週のZoom会議141回(1月末現在)で徹底討論し、その成果を冊子「クリ―ンモバイル・岡山倉敷連星都市圏3」にまとめました。

関係各位におかれましては、会員向け冊子ではありますが、公共交通政策・まちづくりへのヒントも盛り沢山ですので、下記により頒布も致します。御協力、よろしくお願いいたします。

規格 A4カラー56p 1000部、2023年2月末を目処に発行予定

頒価 500円、郵送ご注文は2冊以上でお願いします(1冊どなたかに差し上げて下さい)

2冊1370円、3冊1870円、4冊2370円、5冊3020円

それ以上は冊数×500円+実費

問い合わせ先 NPO法人公共の交通ラクダ(RACDA)

〒700-0823 岡山市北区丸の内1-1-15禁酒会館3F
TEL FAX 086-224-0537  岡携帯 090-3743-4778  岡メール okj165@poppy.ocn.ne.jp

目次

第1章 ライトレール(LRT)と交通まちづくり
01 2023年宇都宮ライトレール開業
02 ライトレールの新展開へ、高岡の取り組み
03 全国の路面電車とライトレール(LRT)
04 世界で新設ライトレール(LRT)211都市 サンプル
05 MOMO導入と全国の低床ライトレール車輌
06 全国ライトレール(LRT)検討状況
07 RACDAの参加する全国大会とネットワーク活動

第2章岡山・倉敷ライトレール連星都市圏の交通まちづくり提案
08 UPCO歩いて楽しい都心と交通まちづくり
09 県庁通りトランジットモールはハレまち通りへ
10 岡山未来デザイン委員会、京橋朝市、ラクダなど市民運動の展開と全国波及
11 芸術創造劇場ハレノワと路面電車単線環状化
12 岡山城・後楽園、明治の番町線、昭和の市民会館
13 岡山の都心は再生成功!!!自然豊かな郊外拠点再生が課題
14 岡山市バス6方面再編案 路面電車延伸7案
15 故郷阿房列車からMOMOでワイン電車・ビアガー電へ サンプル
16 路面電車駅前乗入れと路面電車まつり
17 ライトレールで繋ぐまち、岡山・倉敷連星都市圏構想
18 瀬戸橋線JR西市駅からバスがあればもっと便利に!
19 30分に1本を割り込む危機!これからは綿密な対話が不可欠
20  バス路線が廃止されると 高校生が消え、人口消滅の危機
21  東備地区の人口と電車バスの関係、1日30便で人口増加か
22 西大寺・犬島・牛窓+日生プロジェクト
23 吉備古墳図鑑とバス交通 サンプル
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24 吉備線LRTと交通概念図

第3章 RACDAのZoom会議と交通まちづくりの論点
25 コロナ禍による交通崩壊を防ぐための緊急アピール発信と地域公共交通のあり方を提言
26 コロナ禍後の地域公共交通に向けた具体策と制度の提案賛同団体のリスト
27   コロナ対応分析・評価(公的負担の分析)
28 地方鉄道のダイヤ利便性比較
29   鉄道のコストとサービス水準
30   持続可能な地域のためのモビリティ政策~「SUMP」から学ぶこと
32 熊本都市圏交通イノベーションを参考に
33 北海道新幹線並行在来線・余市―小樽間鉄道存続の秘策
34   鉄道150 年を振返り、鉄道を日本再生の牽引役にしたい
35  地方鉄道の活性化策はシンプル、高頻度化と多駅化
36  二次交通とMaaS
37  JR地方線のサービスレベル

第4章 交通データ整備と制度設計の方向
38 RACDAバスマップバラエティ
39 全国のバス停にベンチと屋根を、住民・企業が支えるバス停アダプト運動
40   なぜ地域公共交通計画に収支率改善を盛り込まなければならないか
バス国庫補助金実務と一体化した地域公共交通計画制度
43 完全な自動運転の条件、電車バスとの共存関係は
44 公共交通基礎データ全国整備の方向づけ
45   データ分析の事例と活用、人口・従業員・電車バス
46   日本の地域公共交通政策の分析―各地策定の地域公共交通計画から
47 岡山市無料デー全国波及・世界の無料都市
48 電車・バス・ももちゃり・タクシーを月1万円乗り放題
49 電車・バス、無料化で街を再起動!
50   学割定期による事業者減収について
51 おばあちゃんの喜ぶ電停、バリアフリー化
52 健幸都市の条件は高齢者電車バス無料
53 全国電停バリアフリー調査と方向性
54   公共交通の支援制度と交付税措置
55 公共交通の必要性を考えよう、自動車分担率を設定しよう
56  編集後記

北海道大学副学長の吉見宏さんが亡くなった。30年来の同志、全国路面電車サミットの仲間で、コロナ中もRACDAの毎週のZoom会議にも9回出ていた。2日に亡くなられたそうだ、病気療養中だったとのこと。全国路面電車ネットワーク立ち上げでは、副運営委員長を務めて頂いた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/783778/?rct=n_major&fbclid=IwAR1FI9IYwF7cVYrLthVVyCLswVO0RXmBY-hoDx2ae6kTY4Jvsw5y3WNChfg
札幌の路面電車環状化では、一度話がダメになって、一から市民フォーラムを立ち上げて組み上げたと、堺路面電車サミットの2012年に聞いた。2018年の松山サミットでは、一緒にカラオケやったなあ。そして2019年札幌サミットでは我々がお招きされた。
ラジオの番組も持っていたバズだが、副学長になって、特に最近は財務担当とか激務だったのではないかなと思う。会計学が専門、JR北海道の存続問題など、苦しい立場もあったばずで、そんな中でも我々の議論に参加してくれていた。
全国のライトレール(LRT)の流れを作る上でも、キーパーソンの一人であり、各地が励まし合ってやってきた。彼の様な政治も動かせる人は、そうそういなかったのに、残念だ。そうか、61才だったのか。僕も10年前に死にかけただけに、その分までがんばらなくちゃと思う。
ご冥福をお祈りします。 全国路面電車ネットワーク運営委員長 RACDA会長  岡將男

■2018年の路面電車サミット松山開催に向けて、全国路面電車ネットワークでは、全国の電停でのバリアフリー調査を行い集計した。

 

 

 

 

 

 

 

2018-0114全国電停調査集計表・完成
2018-0114電停・札幌市交通局
2018-0114電停・函館市交通局
2018-0114電停・都電荒川線
2018-0114電停・東急世田谷線
2018-0114電停・富山地方鉄道
2018-0114電停・富山ライトレール
2018-0114電停・高岡万葉線
2018-0114電停・福井鉄道
2018-0114電停・豊橋鉄道軌道線
2018-0114電停・京福電鉄嵐山線
2018-0114電停・阪堺電気軌道
2018-0114電停・岡山電気軌道
2018-0114電停・広島電鉄
2018-0114電停・伊予鉄軌道線
2018-0114電停・とさでん交通
2018-0114電停・長崎電気鉄道
2018-0114電停・熊本市交通局
2018-0114電停・鹿児島市交通局

■市民団体のある都市では、できる限り実地に調査していただき、RACDAで岡山、富山、松山については調査
その他の都市では、Googleマップの電停に貼り付けられた写真やGoogleのストリートビューも参考にした。
調査項目
MU=低床電車の床と同レベルまでマウンドアップされているか
Nog=ノーガード電停
斜路=電停へのアクセスのための斜路等は整備されているか
電停幅=電停概略有効幅(写真で点字ブロックの寸法を参考に割り出した推計を多く含む)
車いす=曲がりなりにも車いすが使えるか、マウンド・斜路・隙間幅
安全柵=電停に安全柵はあるか
屋根=電停に屋根はあるか
ベンチ=電停にベンチはあるか
別記では、バリアフリー団体の指摘で、各社ホームページの車椅子使用可能情報を調査して掲載
鹿児島市交通局のホームベージが最も利用者に分りやすいと分った。九州3社が頑張っていた

■2002年導入の岡山電気軌道MOMO導入時に、国交省道路局に働きかけて、車椅子電停改良に道路バリアフリー化の道路財源を活用できるよう、道路構造令の変更をしてもらって、これで全国の電停は改良できると考えていたが、甘かった。低床電車の導入は1997年から始まっていたが、20年で115輌/701輌中、高床式のバリアフリー対応(世田谷線など)含めて、電車側で車椅子が自力で利用できるのは23%(2022年末で宇都宮ライトレール導入車輌を含めて173輌/708輌)、一方電停側で介助を必要としつつもかろうじて車椅子が使えるのは67%となり、電車側×電停側=車椅子対応バリアフリー率は15.4%ということになる。100年たっても日本では車椅子はほとんど使えないという事実に愕然とした。
■この数字は、松山路面電車サミットにおいて2018年に発表したが、ここまでホームページなどに掲載してこなかったのは、事業者の努力だけでは不可能だと分っており、なおかつ国や自治体でも簡単にいかないことが分っていたからだ。電停の柵工事などの市業者負担はあるし、改正した道路構造令で新設車椅子電停には、車椅子がすれ違える150cm幅の基準があり、車線減少など道路空間の再配分が必要で、道路管理者や警察、地元の同意が不可欠であり、調整に大変な手間が掛かる。結果として各地で毎年1カ所でも改良できたらましなほうという事態になっている。この資料の公表によって、事態が変わることを望んでいる。
■一方、2022年8月の宇都宮ライトレール開業では、新設であるため、当然ながら電車側100%、電停側100%が実現する。実は富山ライトレールではある程度実現していたが、既存の富山地方鉄道乗入れでは、簡単にいかなかった。また伊予鉄や広電、福井鉄道等の事例から、それまで導入した各地の中古の車輌では、車輌幅などの規格が様々で、完全なバリアフリーは簡単では無いと分った。従って全面的に電停改良し、車輌も一度に全部入替えない限り、重量のある電動車椅子対応などは難しい。欧米では一挙に電停改良と新車50両導入などができる、すなわち100億円単位での投資が出来る制度があるが、日本ではなかなか実現しそうに無い。
■コロナ下で疲弊する地方の事業者で、電停改良に大きな投資は難しく、今後は車輌含めてバリアフリー投資は自治体の仕事とするべきだ。だが国交省では大都市圏の私鉄に対して、バリアフリー資金捻出のために運賃値上げすることを許可したが、地方都市ではそもそもそういうやり方では永遠に車椅子対応のバリアフリーなどは実現しないであろう。制度の不備としかいいようはない。駅のトイレ問題と同様に、公共交通機関のインフラの一部として、自治体が主体的に計画し整備していく強い制度財源が必要である。
最後にヴァンソン・藤井由実さんからいただいた、ストラスブールのライトレールの交差点の写真を見ていただきたい。クルマを排除した軌道はトランジットモールになっており、トラムと人、車椅子、ベビーカー、自転車、それにキャリーバックを杖代わりにしたお年寄りが共存している。

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社長「悲願だった」 循環バス『めぐりん』がJR岡山駅前へ 中国運輸局が乗り入れ認可
昭和60年に国鉄のホバークラフト就航運動を契機に、岡山未来デザイン委員会を設立し、昭和62年「交通シンポジウム」を開催し、路面電車環状化や岡南飛行場存続、バス網充実を提案した。これが平成7年のRACDA設立に繋がるが、その頃、岡山市のある幹部が、「岡山のバスに触ると大怪我するよ」と忠告してきた。路面電車の駅前乗入れさえ、平成9年以来26年もかかったのは、この業界事情が背景にあるだろう。
だが、全ての事情を分った上で、「本来公共交通が公的に保障されるべき所を、たまたま国土が細長いために、公共交通が民間で成り立ってしまった日本のガラパゴス」という
日本全国の縮図というべき岡山で、LRTというビッグに仕掛けをやることに意義を感じてやってきた。
日本の交通事業者は、その地域の有力企業で、しかも交通を制する事は、地域の商売を牛耳ることでもあるから、いわば交通事業者は「土豪」なのである。太田恒平氏が奇しくも、岡山のバス業界を戦国時代になぞらえるのは、まさに大当たり。
しかし考えようによっては、それだけ沢山の事業者が生き残っているのは、地域の経済力や文化力を背景にしている現状でもある。地域の底力とも言える。あとはどう政治がこれをコントロールしていくかであって、RACDAのような市民団体は、そのガードレールやガイドラインくらいは示せるということだ。
今回の市議会に合わせて、クリーンモバイル岡山倉敷連星都市圏3を発行したのも、こうした岡山での縮図だけでなく、全国に通じるガイドラインを提示し、日本の公共交通だけでなく、まちづくり、地域課題、そして関連の様々な課題を解決する糸口を示そうとしたものである。
7年連続で過去最大 岡山市23年度当初予算案 路面電車乗り入れ事業は3倍に【岡山】2023-0210GHK
岡山駅 路面電車乗り入れ工事開始 岡山市 25年度に県都玄関口一新 2023-0110 山陽新聞
■路面電車岡山駅乗り入れ 1月着工 岡山市 25年度中の完成目指す
 2022-1129山陽新聞
JR岡山駅前広場への路面電車乗り入れ工事 来年1月から開始 2022-1129 NHK
すったもんだの路面電車岡山駅乗入れ、2回の市長選での争点になりながら、ようやく1/10に着工との市長記者会見があった。1997年5月第3回岡山路面電車サミットの会場で、当時の岡電の岡田常務が「岡山駅前広場に乗入れたい」と表明したのが始まり。サミット主催者であるRACDAも会議直前に知らされた。その頃RACDAは建設省・運輸省(国交省登場以前)にロビー活動を行い、市民団体主催の会議に、前例の無い本省後援をしていただいた。その年「路面電車走行空間改築事業」が創設される。電停改良や交通結節点改良に道路財源が使えるよう、議論が始まり、富山ライトレールや宇都宮ライトレールに繋がる諸制度整備のきっかけになった。
当時、路面電車事業者側(全国路面軌道連絡協議会・事務局広島電鉄)の窓口になっていたのが、現在の宇都宮ライトレール常務の中尾さんで、この頃から二人三脚であちこち駆け巡ることになる。
さてその後、路面電車の駅前乗入れは、豊橋、広島横川、高知(瓦版19号)で実現し、九州新幹線開通では鹿児島、熊本が乗入れた。県外から来た人々にとって、路面電車が駅前に見えれば、まずは一番賑やかな所に確実に連れて入ってくれる。新幹線開業で県外からの観光客を見込めるので、高岡・富山のように駅舎の中まで乗入れている。その後新幹線開業に向けて、福井でも乗入れが実現し、さらに広島で駅舎への乗入れ工事が始まった。
こうした中で、岡山は一人取り残された感はある。(瓦版22号)当時、市議会で「余所がやってうまくいったら、やれば良いが、先にやることはない」と質問した議員がいたのを思い出す。RACDAは路面電車環状化を目指すために設立されたが、たった100mほどの延長の駅前乗入れに、こんなに時間がかかるとは、さすがに予測はできなかった。吉備線のLRT化も2006年の富山ライトレールと同時にスタートしたのだが、とうとう2023年の宇都宮ライトレール開業をネタにして、活動再開するしかない。
2006年RACDAは吉備線沿線地元町内会に呼びかけて、22000余の署名を集めてもらった。そのお陰で岡山市が本格的に吉備線LRT化を
検討開始。その後まずは路面電車駅前乗入れだけでも早く実現したいと、2012年に署名を開始し(瓦版97号)、2013年1月岡山市に13046筆を提出(瓦版122号)。そこから具体的にスタート。だが途中で、「路面電車駅前乗入れよりデッキ」という予期せぬ議論が起こり(瓦版137号、138号)RACDA意見書を提出(瓦版142号)、145号では岡山市が平面乗入れ安を採用と書いてある。146号、148号とデッキ案とのせめぎあいは続き、昨年の市長選に至るまで様々な事が起こった。163号では乗継ぎ拠点整備を訴え、毎年のように駅前広場で路面電車まつりを開催してきた。詳しい推移については、トップページのRACDA瓦版をじっくりお読みいただきたい。
当初も駅前乗入れの直接経費は3億円(単にレールを引くだけ)だったが、岡山市ではタクシー乗り場と送迎乗り場を入れ替え、駅前広場全体をリニュアルする大規模な計画に変更。この時点で路面電車乗入れ部分は10億円ほどだった。具体化すれば、様々な理由で費用が膨らむのは、道路事業すべてであるのは分っていたが、広場全体のリニュアルは欲張りすぎたのかもしれない。避難経路の確保の法解釈の間違いから、工期と費用が大幅に増大するという、晴天の霹靂のような事態に翻弄される。推進した市民団体としても、戸惑いを感じざるをえなかった。結局岡山市は駅前整備費用を圧縮して、今回の着工になった。駅前広場地下には、地方都市としては大きな地下街があるので、乗入れ位置は最小限に済むような位置に考えてあった。(RACDA瓦版3号2004年)
しかしともかく、路面電車駅前乗入れをきっかけに始まった中心市街地活性化の一連の取組みは、岡山都心のイオン立地に繋がり、都心の地価は上昇し、都心の人口はV字回復。(瓦版216号)岡山市全体の固定資産税が40億円程度増収した(550億円ほどの規模)のも、取組みの成果である。全国各地の駅前商店街の衰退に比べて、岡山は健闘しているのではないか。
百貨店「つぶれる街」「生き残る街」の決定的な差 地方百貨店の運命を左右する公共交通網
 路面電車のある地方都市のデパートは残る、という分析に拍手喝采 2023-0116  東洋経済
【解説】岡山市の新市民会館「ハレノワ」完成間近も 周辺整備に遅れ…課題は? 2022-1208KSB
 路面電車環状化についても語られているが、道路用地は既に確保されていて、土地の買収は必要ないことを申し添えておく。

<SUMP(サンプ)発刊の経緯と意義について>
Sustainable Urban Mobility Plans:持続可能な都市モビリティ計画
EUが普及に努めている公共交通サービス政策についての日本語訳を地域公共交通総合研究所が発刊。
詳しくは
<現時点の購入申込先>

2022年10月16日三年ぶりに開催された鉄道記念日イベント、鉄道150周年に因んで、岡山駅と東山車庫で開催。
久々にRACDAブースも岡山駅前に出店。岡山出身の日本の鉄道ファンの元祖ともいうべき作家・内田百閒の展示も行いました。
鉄道模型も「ゆうなぎ鉄道・百閒阿房線」のレイアウトを展示、岡山在住の鉄道模型作家・渡邊さんの新作SAKURAが注目の的。
多くの子供達が、レイアウトにへばりつき、手を伸ばすのを「触らないで」と叫び続ける、うれしい一日でした。
また、創立27年のRACDAの様々な手持ちグッズを格安で頒布、多くのご寄付をいただきました。

 

鉄道150年、利便向上重視し再構築を 新着2022-1014 山陽新聞社説
京都鉄道博物館でマイテ492除籍展示 新着2022-1016 鉄道ファン

ガソリン代に6兆円ズブズブの日本と、イギリスの違い鮮明

2023年からイングランド全土でバス運賃の引き下げ、2023年1-3月は上限2ポンド
新しい割引運賃上限は、生活費危機による圧力の高まりに直面しているため、冬の間、仕事、教育、ショッピング、医療のための旅費でイングランド全土のバス乗客を支援します。
英国のグラント・シャップス運輸長官は、2023年1月から3月までのシングルバス旅行で、英国全土の何百万人もの人々が、全国で手頃な価格の輸送を確保するために最大6,000万ポンドの政府資金に支えられて、新しい£2キャップを通じてお金を節約すると発表しました。
バス料金は全国各地やバス事業者によって異なり、農村部での1回の旅行で£6近くに達することさえあるため、新しい上限は、これらの地域の乗客が週に4回の旅行をした場合、月に£60以上を節約できることを意味します。
グラント・シャップス運輸長官は、「この6000万ポンドの増額は、誰もが手頃な価格で仕事、教育、店、医師の予約に行けることを意味します。この冬、人々がコスト上昇のプレッシャーを感じることは分かっているので、この夏、日々の支出を削減する実用的な具体的な支援を提供するために懸命に取り組んできました。

国民が手頃な価格のバス運賃にアクセスできるようにすることで、より多くの人々が地元の旅にバスを選ぶことを奨励し、国がネットゼロ目標に向かって進むにつれて炭素排出量を削減するのに役立ちます。この計画は、少なくとも200万台の車の旅を道路から取り除き、すべての人の渋滞と汚染を削減すると推定されています。
鉄道輸送で「ヨーロッパ一帯一路」実現へ!? 安全保障は物流から! 輸送網のハブになる国・ハブられる国  新着2023-1020 乗りものニュース
■「スイスの公共交通政策に関するセミナー」2022-11 2023-0605 富山大学
スイス連邦鉄道のThomas Graffagnino氏を富山大学にお招きして、昨年11月に開催しましたセミナー「旅客サービス向上のためのTaktfahrplan(*)」の動画を公開。
前半 Graffagnino氏の講演
  後半 質疑
(*)Taktfahrplan(タクトファープラン・ドイツ語)地域全体の公共交通のダイヤをパターン化したうえで、乗り継ぎも便利になるように整合させる手法。fahrplanは「時刻表」のことで、taktはドイツ語で「巧みな」という意味を持つが、「指揮者が持つタクト」も同じ綴り。オーケストラがタクトに従ってリズムに合わせて演奏するように、地域全体の公共交通ダイヤを調和させるイメージで捉えるとわかりやすい。スイスでは国全体のダイヤがこの考え方に従って組まれていて、利用者数も大幅に増加してきた。

米、高速鉄道整備へ1兆円=ロスとラスベガス結ぶ 新着2023-1209 時事通信
パリ五輪目前の交通大改革 クルマの交通量45%減、何を変えたのか 新着2023-1129 日経トレンド
【コラム】台湾訪問記(後編)新着2023-1105 公共交通トリセツ
【コラム】台湾訪問記(前編)新着2023-1025 公共交通トリセツ
ヨーロッパ並みに進歩した台湾の交通システムの解説。
日立、仏企業の鉄道信号事業を2630億円で買収へ…関係の13か国・地域が承認 新着2023-1106 読売新聞
水素自動車に本腰を入れ始めた中国EVの「次」を見据え、全方位の自動車大国を目指す 新着2023-1026 次世代中国
改札はないが、無賃乗車発覚なら高額の罰金という欧州の鉄道。日本と欧州、文化の違いによる責任の取り方の違いとは?2023-0727 Yahoo!
大陸ならでは?「国際路面電車」驚きの隣国直通 ドイツの街中からフランスへ、時速100km運転も 2023-0712 東洋経済
フランス「鉄道2時間半以内は飛行機禁止」日本に導入されたら「禁止路線」どこになる? 意外な結果 2023-0526 乗りものニュース
「国鉄独占」に逆戻り?欧州の鉄道、揺らぐ自由化 「鉄道版LCC」オランダ参入を阻む既得権益の壁 2023-0525 東洋経済

欧州の行き過ぎた環境意識が「鉄道」利用を阻害する 2023-0521Merkmal
日本より便利?アジア各国「空港鉄道」最新事情 市内の駅で飛行機の搭乗手続きができる都市も 2023-0426 東洋経済
渋滞の経済損失「12兆円」 日本もロンドンにならい“渋滞税”導入すべきか? 30%削減の実績も 小売店のダメージ心配だ2023-0426Merkmal
ヨーロッパの新しいグリーン・モビリティ:国内線のフライト数を減らし、列車で移動するように 2023-0419Urban Life
“SAF”利用が進む環境先進国ドイツ 市民の環境意識は 2023-0214 NHK
狭軌・標準軌直通、スイスフリーゲージ列車の実力 観光路線で実用化、日本と仕組みはどう違う? 2023-0122東洋経済
世界の鉄道網などが比較できるマップ集のページ  2023-0123
話題の交通機関が観光回復を後押し 重慶市 2023-0115 新華社通信
Urban Cycling Institute  2023-0109
陸空ライバルなのになぜ? 「鉄道」「空港」が各地で乗り入れ・置き換えを進める業界事情 2022-1225Merkmal■
EV普及で立体駐車場が崩落するリスク!?―英紙 2022-1218デイリーメール・中国環境新報
電気自動車は航続距離を伸ばすために大型バッテリーを積むので、重量がコンパクトカーでも2-3割増している。自動車はそもそもスバル360あたりでは350kg位しか無かったが、現代のコンパクトカーでも1000kg位はある。大型化と事故時の強度強化で重たくなっている。現在の自動車全体が電気自動車になれば、まずは古い駐車場は持たないという記事。だが道路や橋梁に対するダメージなどはまだまだ計算もされていない。いま環境分野では、タイヤのマイクロチップが問題となりつつあるが、そもそもタイヤがチビルというのは、膨大なマイクロチップを環境に吐き出しているのだが、全く研究さえされていない。自動車の解明されていない社会的費用は膨大である。
パリ市街も激変! 世界初「MaaS法」から3年、フランス現地調査 2022-1114日経Xトレンド
自転車や鉄道へのわずかな移動手段変更が、CO2排出削減に寄与 2022-1023 Forbs
飛行機に乗るのはもはや「恥」なのか? 世界に広がる脱炭素の波、日系エアラインが心血を注ぐCO2削減対策とは 2022-1013Merkmal

NPO法人 ふくい路面電車とまちづくりの会(NPO ROBA)は、公共交通を活用したまちづくりをめざし、今年で創立20周年を迎えます。
 これを記念し、富山大学の中川大教授をお招きし、新幹線・並行在来線開業を契機とした北陸三県の鉄道を活用するまちづくりについて、9/17にフェニックスプラザで熱く語っていただくことになりました。
 翌日の9/18には、世界規模の公共交通イベントカーフリーデーの福井版を田原町駅周辺で開催します。
 いずれのイベントも無料で参加できますので、お気軽にお越しください。

岡山駅バス時刻表